映画『デッドコースター』のあらすじと登場人物の死因をネタバレありで紹介します。
ある日突然、死の予兆を察知するようになったキンバリー。
逃れられない死の筋書きを止める方法はあるのか…?
ピタゴラスイッチのように日常の小さな出来事が連鎖して死にいたる本作。
映画『デッドコースター』の魅力をあらためて知りたいという人は、ぜひ本記事を参考にしてください。
映画『デッドコースター』の作品情報
原題 | FINAL DESTINATION 2 |
タイトル | デッドコースター |
監督 | デヴィッド・エリス |
脚本 | J・マッキー・グルーバー エリック・ブレス |
公開年 | 2003年 |
キャスト | A・J・クック マイケル・ランデス アリ・ラーター ジャスティーナ・マチャド ほか |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 90分 |
ジャンル | ホラー |
『ファイナル・デスティネーション』シリーズ一覧
『ファイナル・デスティネーション』シリーズ一覧は以下のとおりです。
シリーズ | タイトル | 公開年 | 監督 |
---|---|---|---|
1作目 | ファイナル・デスティネーション | 2001年 | ジェームズ・ウォン |
2作目 | デッドコースター | 2003年 | デヴィッド・エリス |
3作目 | ファイナル・デッドコースター | 2006年 | ジェームズ・ウォン |
4作目 | ファイナル・デッドサーキット 3D | 2009年 | デヴィッド・R・エリス |
5作目 | ファイナル・デッドブリッジ | 2011年 | スティーヴン・クォーレ |
映画『デッドコースター』あらすじ
突然始まった死の予兆。誰も逃れることはできない。
友人たちと車で旅行に出かけたキンバリーは、玉突き事故で多くの犠牲者が出る予知夢を見る。
嫌な予感がした彼女は、車を止めて友人たちや保安官を必死で説得しようとするが、誰も聞く耳を持たない。
その直後、予知夢で見たトレーラーが玉突き事故を起こし、友人たちは巻き込まれて死亡してしまう。
間一髪のところで保安官に助けられたキンバリーだったが、これは”終わりの始まり”に過ぎなかった。
玉突き事故で死亡するはずだった者たちが次々と不審な死を遂げていき……。
映画『デッドコースター』感想【ネタバレなし】
予想外の死因は恐怖をとおり越してもはや快感!
ストーリーのおおまかな流れは1作目の『ファイナル・デスティネーション』と変わりません。
死亡フラグが立ちまくる展開は健在です。
1作目が好きな人は、本作も楽しめると思います。
流れが同じなら飽きるんじゃないの?と思うかもしれませんが、全然そんなことはありません。
とにかく死因の凝り方が尋常ではないです。
どうやったらこんなこと思いつくの?と不思議なほど。
さらに死の筋書きに関する新しいルールも発覚します。
死因以外にも衝撃の展開があるので、とてもたのしめました。
以下、ネタバレを含みます
主な登場人物の死の順番と死因
映画『デッドコースター』の登場人物の死の順番は以下のとおり。
本作で死のリストに入っている人たちは、180便の事故の生存者と何らかのかかわりがあることが判明しました。
それぞれ180便の事故の生存者との関係や死因とともに主な登場人物をご紹介します。
エバン(演:デヴィッド・パートコー)
宝くじに高額当選したラッキーボーイ。
180便の事故の生存者との関係
不明。
置きっぱなしにしていたパスタを窓から投げ捨て、料理を開始。
料理中、排水溝に落とした指輪をとろうとして手が抜けなくなります。
その間に火にかけていた食材が炎上。
手が抜けないので消火しようと布巾を投げますが、フライパンを落としてしまい、火事に発展します。
外の非常用ハシゴからなんとか脱出しますが、自分が捨てたパスタに足をすべらせ転倒。
そこに非常用ハシゴが落ちてきて、目玉を貫かれ死亡しました。
ティム(演:ジェームズ・カーク)
ノラの息子。
180便の事故の生存者との関係
不明。
歯医者で治療中、病院の窓ガラスに鳩が激突。
病院にある水槽から水漏れし、治療のために使用した笑気ガスの機械が故障してしまいます。
機械の故障により身体が動かせないなか、天井に吊るされていたオブジェが口の中に落下。
呼吸できなくなりますが、医師たちは鳩に夢中で気がつきません。
窒息寸前のところで看護師に助けられます。
治療を終えて病院の外にいた鳩の群れに向かって走って行ったところ、飛び去った鳩に驚いた作業員がクレーンを誤操作。
クレーンで吊るされていた大きなガラスが頭上から落下し、押しつぶされて死亡。
ノラ(演:リンダ・ボイド)
ティムの母親。
180便の事故の生存者との関係
不明。
エレベータのなかでマネキンの鉤が髪の毛に引っかかってパニックに。
慌ててエレベーターの外に出るも鉤が取れず、閉まった扉に首がはさまれてしまいます。
そのままエレベーターが上昇し、首が切断されて死亡しました。
キャット(演:キーガン・コナー・トレイシー)
キャリアウーマン風の女性。
180便の事故の生存者との関係
宿泊予定の宿でガス漏れがあり、宿泊客は全員死亡。
キャットは乗車していたバスが事故を起こしたことでチェックインできず、死を免れました。
彼女が乗っていたのは、前作でテリーを轢いたバスでした。
運転中に車が故障し、コントロールを失ったまま資材置き場に激突。
ヘッドレストにパイプが貫通し、丸太が足に突き刺さってしまいますが、間一髪のところで助かります。
その現場に到着したマスコミの車がオイル漏れを起こし、彼女の車の近くに流れてくるオイル。
レスキュー隊が彼女を救おうと、チェーンソーを車に刺した衝撃でエアバッグが作動。
その衝撃でヘッドレストを貫通していたパイプがキャットの頭を貫き死亡しました。
レスキュー隊の「ゆっくり静かにやりますよ」からのエアバッグ作動の流れはお見事!
ローリー(演:ジョナサン・チェリー)
ヤク中の男性。
180便の事故の生存者との関係
フランス・パリで劇場が崩壊し、観客が全員死亡する事故が起きました。
ローリーもその劇場に行く予定でしたが、ある事故現場を目撃したことで行くのをやめて命びろいします。
その事故現場とは、前作で落下してきた看板がカーターに激突する事故でした。
運転事故でキャットが死亡後、持っていたタバコが車のオイルに引火し爆発。
その爆風で飛ばされた柵の有刺鉄線で身体を切断されて死亡しました。
ユージーン(演:テレンス・“T・C”・カーソン)
高校教師の男性。
180便の事故の生存者との関係
生徒が担任を刺し殺す事件が起きましたが、ユージーンは事件の2日前に別の学校へ転任していたので巻き込まれずに済みました。
転任の理由は、前作でヴァレリーの自宅が爆発し、死亡したためです。
キャットの運転事故で重傷を負い、病院に運ばれます。
病室の通気口が締まり、酸素ボンベのチューブが外れて室内に酸素が充満。
さらに医療用ワゴンが動いたことで、彼の生命維持装置のコンセントが抜けそうになります。
それにより生命維持装置が止まりますが、非常装置が作動して一命を取りとめます。
しかしクレアが病室のドアを開けたことでコンセントが完全に抜けて火花が上がり、それが充満した酸素に引火。
病室が爆発し、死亡しました。
クレア(演:アリ・ラーター)
前作でも登場し、本作では精神病院に入院中です。
180便の事故の生存者との関係
事故の後、関係者の不審死が続くなか、唯一生き残った人物。
自身の経験も踏まえて、死の予兆に立ち向かうキンバリーたちに協力します。
ユージーンの病室の爆発に巻き込まれて死亡。
ブライアン(演:ノエル・フィッシャー)
キャットの運転事故の現場にいた少年。
車に轢かれそうになったところをローリーに助けられ、死のリストに加わります。
ラストシーンでバーベキュー中に爆発が起こり、死亡しました。
ラストでまさかの展開だったね。
キンバリー(演:A・J・クック)
友だちと旅行に行く途中、いきなり死の予兆を感じるようになります。
180便の事故の生存者との関係
あるニュースに気をとられて足を止めたため、泥棒に撃ち殺されるのを回避しました。
そのニュースとは、前作のトッドの遺体が発見されたとの内容でした。
ワゴン車で湖に突っ込み、仮死状態から息を吹き返すことで死の筋書きを止めました。
バーク(演:マイケル・ランデス)
キンバリーとともに生き残る保安官。
180便の事故の生存者との関係
1年前、ある事件の通報が入ったためバークは相棒と別行動をすることにしますが、その相棒は銃で撃たれて殉職します。
通報が入った事件とは、前作のビリーが死亡した列車事故でした。
たびたび死にそうになるけど、最後まで生き残る運のいい人。
イザベラ(演:ジャスティーナ・マチャド)
出産を間近にひかえた妊婦。
180便の事故の生存者との関係
不明。
彼女が無事に出産すれば死の筋書きから逃れられると思われていました。
しかし彼女はもともと玉突き事故で死亡する予定はなく、死のリストにも入っていませんでした。
映画『デッドコースター』結末
自分に起きた出来事と180便の事故との関連を疑ったキンバリーは、180便の事故の唯一の生き残りであるクレアに会いに行く。
彼女たちと一緒に闘うことを決めたクレアは、キンバリーとバークとともに葬儀屋のもとを訪れる。
そこで「死のリストを無効にするためには、新しい生命が必要」と教えられる。
玉突き事故に巻き込まれるはずだった被害者のなかに妊婦のイザベラがいることに気づいた彼女たちは、「新しい生命」がイザベラの赤ちゃんだと確信。
しかし無事にイザベラは出産を終えるが、死の筋書きは止まらない。
実は、イザベラは最初から死のリストに入っていなかったのだ。
「新しい生命」が「仮死状態からの回復」だと気づいたキンバリーは、ワゴン車で湖に突っ込み、仮死状態から一命を取り留める。
生き残ったキンバリーとバークは、一連の事件のなかで知り合った家族とバーベキューを楽しむ。
しかし、家族の息子がバーベキューの食材を焼いていると突然の爆発。
息子はローリーに命を救われたことで死のリストに加わってしまったのである。
映画『デッドコースター』の感想【ネタバレあり】
『ファイナル・デスティネーション』から続く一筋縄ではいかない死の予兆がおもしろかったです。
個人的に大好きなシーンは、最初の事故シーン。
丸太がバークの頭を破壊するシーンが好きすぎて、何度もくり返し見てしまいました。
丸太が落ちただけで、あんな大惨事になるとは…。
1作目で生き残ったアレックスとクレアが亡くなってしまったのは残念でした。
結局、180便の事故からは誰も生き残れなかったのですね…。
キンバリーたちは本当に死を逃れることができたのでしょうか。
新しい命が死の筋書きを書き換えたので、次作で亡くなってしまうことは…たぶんないですよね。
ブライアンが亡くなってしまったので、かなり嫌な予感はします。
そして今回も登場した葬儀屋は何者なのでしょうか。
キンバリーたちにヒントを与えていたので、死神そのものではなさそうですよね。
シリーズを通してこの男の正体が明らかになるのかが気になります。
映画『デッドコースター』の魅力
1作目『ファイナル・デスティネーション』から変わらず、ピタゴラスイッチのような死因が魅力です。
死亡フラグが乱立するので、最終的にどれが死因になるのか予想しながら見るのが本作の楽しみの1つ。
でも予想外の死を迎えるので、全然予想が当たらない(笑)。
かなりグロいシーンも多いのですが、気持ちいいほど描写がサクッとしています。
怖いというよりも、エンターテイメント性が強いです。
特に本作では、1本の丸太が落ちてしまったことから大事故に発展していく流れが爽快でした。
(もちろんフィクションだから楽しめるのですが…。)
身近なものが予想外の展開で死因となるのがおもしろいです。
映画『デッドコースター』ネタバレあらすじ&魅力まとめ
今回は、映画『デッドコースター』のあらすじと登場人物の死因をネタバレありで紹介しました。
予想の斜め上をいく死因に驚きを隠せませんよね。
そしてブライアンの死亡は、今後の展開を期待させる強烈なラストでした。
次回作ではどんな死因が待っているのか、期待大です。