映画『ファイナル・デッドコースター』のあらすじと登場人物の死因をネタバレありで紹介します。
ある日、ジェットコースターの事故を予知したウェンディ。
なんとか死をまぬがれたものの、恐怖はまだ始まったばかりで……。
『ファイナル・デスティネーション』シリーズの3作目にあたる本作。
映画『ファイナル・デッドコースター』を見たことがない人も、あらためて復習したい人も、ぜひ本記事を参考にしてください。
映画『ファイナル・デッドコースター』の作品情報
By New Line Cinema and Warner Bros. – Impawards.com, Fair use, Link
原題 | FINAL DESTINATION 3 |
タイトル | ファイナル・デッドコースター |
監督 | ジェームズ・ウォン |
脚本 | ジェームズ・ウォン グレン・モーガン |
公開年 | 2006年 |
キャスト | メアリー・エリザベス・ウィンステッド ライアン・メリマン クリス・レムシュ シャーラン・シモンズ クリスタル・ロウ ほか |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 93分 |
ジャンル | ホラー |
『ファイナル・デスティネーション』シリーズ一覧
『ファイナル・デスティネーション』シリーズ一覧は以下のとおりです。
シリーズ | タイトル | 公開年 | 監督 |
---|---|---|---|
1作目 | ファイナル・デスティネーション | 2001年 | ジェームズ・ウォン |
2作目 | デッドコースター | 2003年 | デヴィッド・エリス |
3作目 | ファイナル・デッドコースター | 2006年 | ジェームズ・ウォン |
4作目 | ファイナル・デッドサーキット 3D | 2009年 | デヴィッド・R・エリス |
5作目 | ファイナル・デッドブリッジ | 2011年 | スティーヴン・クォーレ |
映画『ファイナル・デッドコースター』あらすじ【ネタバレなし】
彼女らを襲った悲惨な事故。それは「終わりの始まり」に過ぎなかった
マッキンレー高校3年生のウェンディたちは、卒業イベントでクラスメイトたちとともに遊園地を訪れていた。
ジェットコースターに乗り込むと、ウェンディは悲惨な事故が起こる予知夢を見る。
それはジェットコースターが故障し、多くの犠牲者が出るというものだった。
パニックになったウェンディは、「ジェットコースターが事故を起こす」と大騒ぎする。
しかし、誰も彼女の言うことを信じない。
結局、彼女と何人かの乗客は降りたが、ジェットコースターは出発。
するとウェンディが予知したとおり事故が起こり、多くの犠牲者が出た。
ジェットコースターを降りたことで助かったウェンディたちだったが、”死の予兆”はこれで終わりではなかった……。
映画『ファイナル・デッドコースター』感想【ネタバレなし】
油断は禁物!視界に入るものすべてが凶器!
『ファイナル・デスティネーション』シリーズ3作品のなかで、今のところ1番グロいかな?と思いました。
でも相変わらず予想外のところから攻めてくるので、グロさより感心のほうが勝ります。
さすが死のピタゴラスイッチ。
「来るぞー」と思わせておいて、全然違う原因で死にいたる。
何が死因になるのか予想がつかないので目が離せません。
約90分という短いなかでサクサク進んでいくのもいいですね。
結果がわかっていても最後までたのしく見られました。
以下、ネタバレを含みます
主な登場人物の死の順番と死因
映画『ファイナル・デッドコースター』では、登場人物が乗ったジェットコースターの座席順に”死の予兆”が現れました。
(ウェンディたちによって死をまぬがれた人もいるため、実際に死亡する順番は入れ替わっていますが。)
ジェットコースターの座席順は以下のとおり。
ここからは、登場人物の死因を座席順に紹介します。
アシュレー(演:シャーラン・シモンズ)
ウェンディの同級生。オシャレが大好きなイマドキの女子。
ウェンディとはあまり関わりがなかったようですが、彼女が落ち込んでいるのを見かねて声をかけてきました。
やや反抗的で、おおざっぱな性格。
<死因>
卒業パーティーに向けてキレイになるため、アシュリンとともに日焼けサロンに来店。
オーナーがサロンの外で電話中だったので、自分たちでマシンの設定をすることに。
アシュレーたちはサロンの入口に「休憩中」の貼り紙をし、勝手に施錠してしまいます。
そして、いつもどおり日焼けマシンの設定を完了。
オーナーから飲み物の持ち込みは禁止されたにもかかわらず、ジュースの入った容器を棚の上に置きました。
容器を置いたちょうど真下にあったのは電源装置。
結露した水滴が電源装置に落ち、日焼けマシンの紫外線強度はぐんぐん上昇していきます。
異変に気づいたアシュレーとアシュリンがマシンから出ようとしたそのとき。
風が吹いてハンガーラックと観葉植物が倒れ、壁付けの棚が落下。
かんぬきをかけるようなかたちで棚がマシンの扉をロックし、出られなくなってしまいました。
オーナーがアシュレーたちの悲鳴に気づきますが、施錠されているので中に入れません。
アシュレーたちが入ったマシンはそのままショートして発火。
強い紫外線で肌を焼かれたうえに、炎に包まれて死亡しました。
アシュリン(演:クリスタル・ロウ)
ウェンディの同級生。いつもアシュレーと一緒に行動しています。
アシュレーに比べると落ち着きがあります。
<死因>
アシュレーと同様。
フランキー(演:サム・イーストン)
ウェンディが通う高校のOB。
2年前に高校を卒業していますが、アシュレーとアシュリンの気を引こうと卒業イベントに紛れ込んでいました。
隙があれば彼女たちの身体を撮影しようとするスケベ男。
<死因>
ドライブスルーに並んでいると、後ろから無人の大型トラックが突進してきます。
そのままトラックは並んでいた車の列に激突。
その衝撃で後ろの車のボンネットから飛び出したエンジンのファンに、頭が切り刻まれて死亡しました。
※フランキーの後ろの車に乗っていたのはウェンディとケヴィンでしたが、2人はフロントガラスを割って脱出したため無事でした。
ルイス(演:テキサス・バトル)
ウェンディの同級生。ムキムキのアメフト選手です。
ウェンディの予知をまったく信じていないばかりか、小馬鹿にしたような態度をとります。
<死因>
場所はアメフトチーム・スルタンズのトレーニングルーム。
チームメイトと一緒にルイスがトレーニングしているところを、ウェンディとケヴィンが訪れます。
2人が命の危険を知らせようとルイスを説得しますが、彼は聞く耳を持ちません。
トレーニングを続けるルイスの頭上では、壁に飾られた剣が振動でガタガタと揺れています。
すると、チームメイトの1人がクマの剥製(?)にダンベルをぶつけてしまい、剥製の爪がほかのチームメイトに直撃。
爪に驚いたチームメイトはダンベルを落としてしまいます。
ダンベルが落ちた振動で壁に飾られた剣が落下しますが、ルイスはギリギリのところで回避しました。
「俺は死なない!」と、勝ち誇るルイス。
しかし、剣はトレーニングマシンの重りを固定していたロープを切断していました。
それに気づかずトレーニングを再開した彼は、マシンの重りに頭を潰されて死亡。
エリン(演:アレックズ・ジョンソン)
ウェンディの同級生。
恋人のイアンと一緒に日曜大工用品店で働いています。
<死因>
勤務先でイアンと一緒に店じまいをしているところにウェンディとケヴィンがやってきます。
エリンとイアンが商品を棚に戻していると、棚から商品が落下。
それによって真下にあったフォークリフトのエンジンがかかり、動き出します。
しかし、エリンたちはそれに気づかず、ウェンディたちと会話を続けていました。
するとフォークリフトが壁に激突し、工具や板が落下してきます。
エリンは板を避けようとしますが、バランスを崩して転倒。
後ろに置かれていた釘打ち機で何度も頭を貫かれて死亡しました。
イアン(演:クリス・レムシュ)
ウェンディの同級生。
最初はウェンディの話を信じていませんでしたが、恋人のエリンを目の前で失ったことで”死の予兆”を確信しました。
それと同時にウェンディを逆恨みするように。
<死因>
エリンが亡くなった現場にいましたが、ウェンディとケヴィンによって命を救われました。
後日、”300年祭”の会場で立てかけていた棒が倒れ、花火の火薬球が転がり落ちます。
火薬玉は、ロケット花火を載せた台車を固定するつっかえ棒にぶつかり、台車は不安定な状態に。
イアンがウェンディたちの前に現れると、台車のロケット花火が発射。
その衝撃で台車が傾き、イアンやウェンディたち目がけて花火が飛んできます。
花火を回避し、「俺は死なない。次はお前(ウェンディ)だ」と言うイアン。
しかし、花火によって彼の背後にあった看板が破壊され、頭上から降ってきた看板に押し潰されて死亡しました。
ジュリー(演:アマンダ・クルー)
ウェンディの妹。反抗期のためか挑発的な態度が目立ちます。
おばあちゃんにもらった幸運のブレスレットが宝物です。
<死因>
”300年祭”の会場で、イタズラ好きな少年たちが爆竹に点火。
その爆発音に驚いた馬が暴走してしまいます。
馬につないでいたロープがジュリーの首に絡みつき、引きずられるかたちに。
そのまま脱穀機に巻き込まれそうになりますが、ケヴィンがロープを切ったことでなんとか死をまぬがれました。
5ヶ月後、地下鉄でウェンディとケヴィンに遭遇します。
3人が乗った列車は脱線事故を起こし、死亡。
ペリー(演:マギー・マ)
ジュリーの友だち。
<死因>
暴走してジュリーを引きずった馬は落ち着きを取り戻し、地面に刺した大きな旗にロープがつながれました。
しかし、花火の音に驚いた馬は再び興奮状態に。
暴れ始め、旗を引き抜いて吹き飛ばしてしまいます。
飛んできた旗がジュリーを貫き、死亡しました。
ケヴィン(演:ライアン・メリマン)
ウェンディの恋人・ジェイソンの友人。
恋人のキャリーはウェンディの親友です。
子どもっぽい性格で、ウェンディからは嫌われています。
ウェンディから予知の話を聞いたケヴィンは、過去に起こった180便の事故との関連性を疑い、”死の予兆”に立ち向かいます。
<死因>
再び暴走した馬に蹴り飛ばされ、バーベキューの屋台に激突。
その衝撃でバーベキューの串がガスボンベのチューブに刺さり、ガス漏れが発生します。
そのまま爆発を起こしますが、ギリギリのところでウェンディに助けられました。
5ヶ月後、地下鉄でウェンディとジュリーに遭遇します。
3人が乗った列車は脱線事故を起こし、死亡。
ウェンディ(演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド)
マッキンレー高校の3年生。
卒業イベントで訪れた遊園地で、ジェットコースターが悲惨な事故を起こすことを予知します。
この事故で恋人のジェイソンと親友のキャリー、多くのクラスメイトを失ってしまいました。
最初はただ悲しみに暮れていましたが、ケヴィンと一緒に”死の予兆”に立ち向かうことに。
<死因>
”300年祭”の会場にイアンが現れた際、ロケット花火が直撃しそうになったところをなんとか回避しました。
5ヶ月後、地下鉄でケヴィンとジュリーに遭遇します。
3人が乗った列車は脱線事故を起こし、死亡。
映画『ファイナル・デッドコースター』結末
ジェットコースターの事件で恋人と親友を失ったウェンディは、すっかりふさぎ込んでいた。
それと同時に背筋が凍るような恐怖と、誰かに見られているような感覚があった。
遊園地で撮った写真を見返していると、彼女は嫌な予感がした。
写真に死のヒントが写っているのではないか。
そう感じたウェンディは、写真に写っていたアシュレーに電話するが、手遅れだった。
アシュレーとアシュリンは日焼けマシンのなかで焼死してしまったのだ。
ジェットコースター事故の生存者は座席順に死亡することに気づいたウェンディ。
彼女は生存者たちを救うべく、クラスメイトのケヴィンとともに奔走する。
しかし、死の連鎖は止められず、事故の生存者は次々に死亡していった。
最終的に生き残ったのはウェンディ・ケヴィン・ジュリーの3人になった。
これで悪夢のような連鎖は終わったのだ、と思った5ヶ月後。
ウェンディは地下鉄で偶然ケヴィンとジュリーに遭遇する。
また嫌な予感がする…そう思った矢先、列車の脱線事故を予知。
死の連鎖はまだ終わっていなかったのだ。
映画『ファイナル・デッドコースター』の感想【ネタバレあり】
必死に立ち向かったのに全滅してしまいましたね…。
脱線事故の予知夢はかなり悲惨でした。
周りには血まみれで動かなくなった人たち、目の前に迫りくる列車。
まさに地獄絵図だったよね。
2作目までは誰かが生き残っていたので、まさか全滅するとは…。
(とはいえ、1作目の生存者は2作目で全滅していますが…。)
やっぱり2作目みたいに「新しい生命」がないと回避できないんですね。
そういえば、本作には葬儀屋の謎の男は出てきてないですよね。
もしあの男に出会えていれば運命が変わっていたかも…?
あの男の存在を知っている人(クレア)がいなくなってしまったので、もう出てこないのでしょうか。
本作で絶対に嫌な死因第1位は、日焼けマシンで焼死です。
あと、ルイスの「俺の勝ちだ!」からの頭ブシャー!は、思わず笑ってしまいました。
緩急のつけ方がさすがすぎます。
映画『ファイナル・デッドコースター』まとめ
映画『ファイナル・デッドコースター』のあらすじと登場人物の死因をネタバレありで紹介しました。
死のピタゴラスイッチにわくわくが止まらない本作。
オチがわかった状態でもたのしめます。
新たなルールも加わり、今後はどんな展開になっていくのでしょうか。
引き続き期待しています!