映画『スパイク・ガールズ』のネタバレあらすじ&感想を紹介します。
謎の集団に命を狙われることになった体育会系女子たち。
血と泥にまみれながら必死に抵抗する彼女たちの運命とは…?
映画『スパイク・ガールズ』の内容が気になっている人は、ぜひ本記事を参考にしてください。
映画『スパイク・ガールズ』の作品情報
原題 | Girls with Balls |
タイトル | スパイク・ガールズ |
監督 | オリヴィエ・アフォンソ |
脚本 | ジーン・リュック・カノ オリヴィエ・アフォンソ |
公開年 | 2019年 |
キャスト | ティファニー・ダヴィオ ルイーズ・ブラシェール マノン・アゼム マーゴット・デュフレーヌ ほか |
制作国 | フランス ベルギー |
上映時間 | 77分 |
ジャンル | コメディ スプラッター |
映画『スパイク・ガールズ』のあらすじ【ネタバレなし】
猟奇的な敵に襲われた体育会系女子の運命とは?
女子バレーボールチームのファルコンズは、森のなかに迷い込んでしまった。
しかも、謎の山賊たちに命を狙われてしまう。
追い詰められた彼女たちは、仲間と協力して生き延びる方法を探すことに。
この最悪の状況を抜け出すことはできるのか……。
映画『スパイク・ガールズ』の感想【ネタバレなし】
お下品であまりにもくだらないスプラッターコメディ!
映画の冒頭で謎のギター男が盛大にネタバレをかましてきます。
バレー女子がヤバい集団に襲われるハチャメチャなスプラッターと呼ぶべきでしょうか。
血まみれになる映画ですが、怖くはありません。
ネタ感がハンパないので…。
あとお下品なシーンも多め。
家族で見るのは絶対におすすめしません。
ホラーではなくコメディとして見たほうがいいです。
くだらなさすぎて逆に笑えてきます。
おもしろいかと聞かれれば、正直おもしろくはないです。
(こんなこと言ってすみません…。)
でも女の子たちがみんな可愛いし、コーチもいいキャラなのですべてよしです。
以下、ネタバレを含みます。
主な登場人物とキャスト
映画『スパイク・ガールズ』の主な登場人物とキャストを紹介します。
ジャンヌ(演:ティファニー・ダヴィオ)
バレーボールチーム・ファルコンズのメンバー。
ナショナルリーグからスカウトを受けるほど将来有望な選手です。
セルジュという恋人がいます。
エマ(演:ルイーズ・ブラシェール)
ファルコンズのメンバー。
ややぽっちゃり体系なのがコンプレックスで、あまり自分に自信がないようです。
仲間思いで、いざというときには勇敢に戦います。
モルガンヌ(演:マノン・アゼム)
ファルコンズのメンバー。
男遊びが好きで嫌味な性格のため、チームメイトから好かれていないようです。
特にエマとは犬猿の仲。
タチアナ(演:マーゴット・デュフレーヌ)
ファルコンズのメンバー。
タフな性格で、やや気が短いところがあります。
チームメイトのダニーと交際中です。
リズ(演:カミーユ・ラザ)
ファルコンズのメンバー。
ジャンヌのいちばんの親友です。
ダニー(演:ダニー・ヴェリッシモ)
ファルコンズのメンバー。
ジャングルラリーに出た経験があり、車の修理や山での生活の知識が豊富です。
ハズキ(演:アン=ソレンヌ・ハット)
ファルコンズのキャプテン。
しっかり者で、個性豊かなチームメイトをまとめています。
コーチ(演:アルチュス)
ファルコンズのコーチ。
メンバーたちをまとめるのには苦労している様子。
おふざけキャラですが、巨漢なので肉弾戦ならいちばん強いかも…?
映画『スパイク・ガールズ』のあらすじ【ネタバレあり】
映画『スパイク・ガールズ』のあらすじを結末までネタバレありで紹介します。
謎の山賊による襲撃
女子バレーボールチーム・ファルコンズは大会の帰り、道に迷ってしまう。
目の前には「行き止まり」と書かれた看板と「ヘル・ハイム」の方角が書かれた看板。
そんな地名は聞いたことないが、今さら引き返すわけにもいかず、仕方なく「ヘル・ハイム」へバスを走らせる。
しばらく行くと、古びたホステルに到着した。
コーチは宿泊したいと申し出るが、スタッフと思しき男はどうにも態度が悪い。
ちょっとしたトラブルからモルガンヌとタチアナが男を殴ってしまい、ファルコンズはその場を離れることに。
近くに宿泊できる場所はなく、彼女たちは山道で車中泊することになった。
チームメンバーは基本的に仲がいいが、嫌味な性格のモルガンヌだけは例外だ。
特にエマとモルガンヌの仲は険悪。
その夜も2人はケンカになり、ほかのメンバーが仲裁に入るのだった。
翌朝、ファルコンズは覆面をした山賊たちに取り囲まれていた。
山賊の正体は、ホステルにいた男とその仲間たち。
ところがファルコンズはイタズラだと思っているのか、まったく怖がるそぶりを見せない。
それどころか山賊たちを挑発する始末だ。
すると突然、山賊のリーダーが銃でダニーの手を撃ち抜く。
ファルコンズはパニックになり、森のなかへ散り散りに逃げ出した。
それをたのしそうに追跡する山賊たち。
途中でダニーは殺害されてしまった。
分裂
一緒に逃げてきたエマとモルガンヌとハズキ。
この状況でもエマとモルガンヌはケンカばかりだ。
ハズキが周囲を偵察したところ、森のなかには山賊によって罠が仕掛けられているようだ。
一方、ジャンヌとリズも森のなかを逃げ回っていた。
途中までタチアナも一緒だったが、彼女は別行動で助けを呼びにいくことにしたのだ。
リズはセルジュと浮気したことをジャンヌに打ち明ける。
激怒したジャンヌをなだめようとした拍子に2人は沼に落下してしまった。
そこへ山賊が迫ってくるが、沼に落ちたおかげで見つからずに済んだ。
沼から抜け出したジャンヌとリズだったが、ジャンヌの怒りは収まらない。
結局2人は別行動をすることに。
その直後、リズは山賊に捕まってしまった。
その頃、エマたちは山賊に見つかり絶体絶命のピンチに。
3人の連携攻撃で山賊を倒そうとするも、モルガンヌは足がすくんで動けない。
ハズキが殺されそうになっているところを、エマが奪った銃で山賊を撃ち抜いて助けた。
なんとかピンチを切り抜けたが、モルガンヌはハズキを助けなかったことでチームをクビだと告げられる。
ちなみにコーチは1人で遠くまで逃げてきていた。
チームメンバーを置いてきてしまったことを後悔しつつも、助けに戻る勇気もなく、葛藤しているところだ。
必死の抵抗
エマたちは再び山賊に襲われていた。
山賊に殴られてエマは倒れ、ハズキは湖に沈められそうになってしまう。
この状況に怯えつつも、勇気を振り絞ってナタで山賊の首をはねるモルガンヌ。
そしてハズキをひっぱり起こそうとするが、うっかり彼女をナタで刺してしまう。
倒れていたエマが起きてくる前に、モルガンヌはハズキにトドメを刺し、山賊のせいで彼女は死んだと嘘をつく。
そうとも知らないエマは、「2人で逃げ延びよう」とモルガンヌを抱きしめるのだった。
その頃、タチアナは山賊のアジトにたどり着いた。
なかでは男たちが人肉を調理している。
山賊の車を奪って助けを呼びにいこうとするも、タチアナは捕まってしまった。
その後、ジャンヌとエマとモルガンヌは偶然にも山賊のアジト付近で合流する。
ファルコンズのバスを見つけ、携帯電話で助けを呼ぶことに。
ところが、恋人の浮気のことで頭がいっぱいのジャンヌは、警察ではなくセルジュに怒りの電話をかけてしまう。
(セルジュは浮気三昧の悪い男だった。)
ここで電話の充電が切れてしまい、助けを呼ぶことはできなかった。
どうしようもなくなったジャンヌたちは、山賊たちと戦うことを決意。
バレーボールでスパイクを打ちまくり、山賊たちを撃退していく。
とはいえ銃を持っている山賊たちに勝てるはずもなく、モルガンヌが捕まってしまう。
ジャンヌとエマは必ず助けに戻ると約束し、一旦退避する。
結末
捕まったモルガンヌ、タチアナ、リズの3人はアジトで拘束されていた。
アジトの壁には人間の生首が飾られており、異様な雰囲気が漂っている。
山賊のリーダーは長い針が仕込まれた武器を手に、3人を品定めする。
1人目の犠牲者にモルガンヌを選ぶと、彼女は「タチアナにしたほうがいい」と必死に命乞い。
リーダーがそれに応じ、タチアナが殺されそうになってしまう。
そこへ銃とバレーボールを手にしたジャンヌとエマがアジトへ突入。
これをきっかけに、ファルコンズたちの反撃がはじまる。
助けに戻ってきたコーチも加勢する。
仲間が必死に戦っているなか、1人で逃げようとするモルガンヌ。
リズが引き止めようとすると、モルガンヌはリズをナイフで殺害した。
それを見て頭に血がのぼったジャンヌはモルガンヌに殴りかかる。
一方、タチアナはアジトから逃走したリーダーを追跡。
格闘の末リーダーを殺害し、ダニーの仇をとった。
敵がだいぶ片づいたところで、コーチはチームメンバーたちに先に逃げるように指示。
エマとジャンヌは、ぐったりしているモルガンヌを置いてアジトを脱出した。
しかしその直後、アジトに山賊の仲間たちが大勢押し寄せてくる。
ピンチになったコーチは、大型のガスボンベに火をつけ、アジトごと爆発した。
後日、生き残ったジャンヌとエマとタチアナはセルジュの家を訪れた。
浮気現場を目撃されてもまったく悪びれたそぶりを見せないセルジュ。
ジャンヌはそんな彼の股間を蹴り飛ばし、「タマを大事にしな」と捨てゼリフを残すのだった。
映画『スパイク・ガールズ』の感想【ネタバレあり】
ネタに振り切っていて、いっそ清々しいほど。
ストーリー性なんて求めてはいけません。
可愛い女の子たちがなぜか血まみれになりながら戦う話でした。
道中の女の子たちのわちゃわちゃ感はたのしそうでよかったです。
まとめ役のコーチは大変そうでしたが…(笑)。
結局あの山賊たちは何者だったのでしょうか。
正体も目的も謎のままです。
襲いかかってきた割には女の子たちにやられていて、そんなに強くもない。
女の子が強すぎた可能性もあるけど。
結構グロめなシーンは多いですが、完全にコメディでした。
いちばん衝撃的だったのは、犬が伸びるシーン。
まさか引きちぎるとは思いませんでした。
そしてモルガンヌは最後の最後まで嫌なヤツ。
嫌われ者が改心して仲間を救うのかと思ったら、全然そんなことはありませんでした。
根本の部分はそう簡単に変わるものではありませんね。
終始「何を見せられているんだ?」という感じでしたが、ネタとしてはアリです。
たまには頭をからっぽにしておふざけ映画をたのしむのもいいかもしれません。
映画『スパイク・ガールズ』ネタバレ&感想まとめ
今回は、映画『スパイク・ガールズ』のネタバレあらすじ&感想を紹介しました。
ばかばかしいストーリーではありますが、可愛い女の子たちが血まみれで戦う姿はいいですね。
「これぞB級映画」といった感じの、何も考えずに見られる作品です。