『イカゲーム』シーズン1全話ネタバレあらすじ&登場人物紹介

イカゲーム1_アイキャッチ

Netflixで配信されているドラマ『イカゲーム』シーズン1のあらすじを全話ネタバレありで紹介します。

ゲーム会場に集められた多額の借金を抱えた人々。

勝てば人生逆転、負けたら死亡。

大金を賭けたデスゲームの結末とは…?

『イカゲーム』シーズン1を見たことがない人も、ストーリーをおさらいしたい人も、ぜひ本記事を参考にしてください。

目次

『イカゲーム』シーズン1の作品情報

原題오징어 게임
タイトルイカゲーム
監督ファン・ドンヒョク
脚本ファン・ドンヒョク
公開年2021年(Netflix限定配信)
キャストイ・ジョンジェ
パク・ヘス
オ・ヨンス
​​トリバティ・アヌファム
チョン・ホヨン ほか
制作国韓国
話数9話
ジャンルスリラー

タイトルの「イカゲーム」とは?

「イカゲーム」とは、韓国で長年親しまれている子どもの遊びのこと。

ざっくりいうと、「Sけん」のような陣取り合戦です。

陣地の絵がイカのような形をしているので、「イカゲーム」と呼ばれています。

<イカゲームのルール>

攻撃と守備の2つのチームに分かれる。

守備側は絵の内側に入り、両足で移動できる。

攻撃側は絵の外側をケンケンで移動する。

攻撃側がイカの胴体を横切れば、両足で移動できるようになる。

胴体を横切った人は「暗行御使(アメンオサ)」と言う。

最後の陣取り勝負で、攻撃側はイカの頭を踏めば勝ち

守備側は攻撃側を絵の外側に押し出せば勝ち。

『イカゲーム』シーズン1の主な登場人物とキャスト

『イカゲーム』シーズン1の主な登場人物とキャストを紹介します。

ギフン(演:イ・ジョンジェ)

No.456。

事業の失敗やギャンブルなどで多額の借金を抱える47歳のダメ男。

妻とは3年前に離婚していて、娘の親権を失っています。

運転代行の仕事をしていますが、ギャンブル癖のせいで生活は困窮。

だらしない面が多いものの、極限状態でも人を思いやる心やさしい性格です。

サンウ(演:パク・ヘス)

No.218。

ギフンの幼馴染で後輩。

ソウル大卒の超エリートですが、投資に失敗したせいで借金を抱えています。

自分が生き残るためなら犠牲もいとわない性格。

イルナム(演:オ・ヨンス)

No.1。

脳腫瘍を患っており、もう先が短いおじいさん

危険なゲームを純粋にたのしんでいるようです。

ほかのプレイヤーに比べて力も体力もなく圧倒的に不利ですが、知恵や経験を活かしてゲームを勝ち進めます。

アリ(演:トリバティ・アヌファム)

No.199

パキスタンから出稼ぎにやってきた外国人労働者。

韓国には妻と生まれたばかりの息子がいます。

勤務先からの給料未払いでトラブルになり、社長に大ケガを負わせてしまいました。

サンウには家までの交通費をもらったり、ゲームで助けてもらったりした恩があり、「アニキ」と呼んで慕っています

セビョク(演:チョン・ホヨン)

No.67。

脱北者の若い女性。

韓国へ渡る途中で父親は殺され、離ればなれになった母親を探しています。

10歳の弟がいますが、母親と再会するまでは施設に預かってもらっているようです。

気が強く、大胆かつ冷静にゲームを進めていきます。

ドクス(演:ホ・ソンテ)

No.101。

暴力団の構成員。

ボスの金に手を出したことで、組織から追われています。

ゲーム会場内で手下を集めていつも威張っていますが、実は小心者

セビョクと因縁があるようです。

ミニョ(演:キム・ジュリョン)

No.212。

ドクスにすり寄る中年女性

生まれたばかりの子どもがいるからゲームをやめさせてほしいと言っていましたが…。

詐欺の前科が5回もあるので、嘘かもしれません。

ずる賢く、強そうな人に取り入る厄介者。

ジュノ(演:ウィ・ハジュン)

行方不明になった兄を探す警察官。

冷静に状況を判断し、悪人なら容赦なく排除します。

兄の居場所を突き止めるため、ゲーム会場運営者側を装って侵入しました。

以下、ネタバレを含みます

『イカゲーム』シーズン1 全話あらすじ【ネタバレあり】

『イカゲーム』シーズン1のあらすじを全話ネタバレありで紹介します。

第1話:だるまさんがころんだ日

多額の借金を抱えながらも、母親の金でギャンブルに明け暮れるギフン

競馬で運よく大金を手にしたものの、スリに遭って全額失ってしまった。

そればかりか借金取りに詰め寄られ、肉体放棄の念書にサインまでさせられる始末だ。

地下鉄のホームで絶望するギフンに、スーツ姿の男が声をかけてきた。

10万ウォンを賭けて「めんこ勝負」をしようというのだ。

ギフンは話にのったものの、まったく勝てない。

お金を持っていないので、10万ウォン支払う代わりに頬を何度もビンタされることに。

勝負をくり返した末、ようやく勝って10万ウォンを手に入れた。

すると男は、ギフンに名刺を差し出す。

そこに書かれた番号に電話すれば、めんこ勝負よりずっと稼げるゲームに参加できるというのだ。

その夜、ギフンは娘が来年から新しい父親と一緒にアメリカで暮らすことを聞かされる。

娘の親権を取り戻すには大金が必要だが、そんな金はどこにもない。

ギフンは娘と暮らすために、スーツの男から誘われたゲームへの参加を決意する。

連れてこられたゲーム会場には、総勢456人のプレイヤーが集まっていた。

プレイヤーたちは多額の借金を抱えた人ばかり。

そのなかにはギフンの幼馴染・サンウや、病気を患った老人、女性もいた。

そこへ仮面を身につけた集団が登場し、ルール説明を始める。

プレイヤーは6日間で6つのゲームをおこない、最後まで勝ち抜いた人が賞金を獲得する。

ゲームの内容は当日発表するというものだ。

金に困っているプレイヤーたちは全員ゲーム参加の同意書にサインした。

さっそく第1ゲームが始まる。

第1ゲーム:だるまさんがころんだ

鬼は少女のかたちをした巨大な人形。

プレイヤーは、鬼が「だるまさんがころんだ」と言っている間だけ前に進める。

鬼がふり返ったときに動いたら脱落(銃で撃ち殺される)。

5分以内にゴールラインを越えたらクリア。

ゲームが始まると、プレイヤーたちは次々と撃ち殺されていく。

サンウの言葉に背中を押され、恐怖と闘いながらも必死で前に進むギフン。

途中でバランスを崩して転びそうになるが、後ろにいた青年・アリに助けられて命拾いした。

残り1秒のところでゴールラインを越え、ギフンはなんとか生き残った

そして制限時間を迎え、ゴールできなかったプレイヤーたちは全員射殺された。

第2話:地獄

第1ゲームを終えて、残ったのは456人中201人。

死の恐怖を味わったプレイヤーたちは、仮面の集団にゲームを中止するよう懇願する。

このゲームは、プレイヤーの過半数が希望すれば中止できるのだ。

プレイヤーたちに対して、仮面の集団は言う。

ゲームを最後まで勝ち抜けば賞金456億ウォンが手に入る。

中止すれば、亡くなったプレイヤーの遺族に1億ウォンずつ支払われ、生き残った人は手ぶらで帰ることになる。

多額の借金を抱えたプレイヤーたちがもとの生活へ戻っても地獄だ。

そしてゲームを中止するか多数決がおこなわれた。

結果は101対100で、ゲーム中止。

あれほどゲームの中止を望んでいたプレイヤーたちだったが、賞金の額に目がくらみ、続行を希望する人も多かったのだ。

もし過半数が希望すればゲームを再開できると告げられ、プレイヤーたちはもとの生活へ戻された

日常に戻ったギフンは警察に相談するが、まったく取り合ってもらえない。

家に帰ると、母親は重度の糖尿病で手術が必要だと知る。

しかし、ギフンには手術代も薬代も払えない

一方、サンウは勤務先の金を横領した罪で警察に追われていた

投資に失敗し、母親の店を抵当に入れ、会社の金にまで手をつけていたのだ。

60億ウォンにまで膨れあがった借金を返済する手立てなどなく、自殺すら考えていた。

外国人労働者のアリは、勤務先からの給料未払いで社長とトラブルになっていた。

金がないと家族を養えないのだ。

揉み合いの末、アリは社長の金を奪って逃走した。

脱北者のセビョクは、韓国へ渡る途中で離ればなれになった母親を探していた。

母親を見つけたら、施設に預けた弟を迎えに行って一緒に暮らす予定だ。

しかし、母親を韓国へ連れてくるには、ブローカーに多額の金を支払う必要がある。

イルナムはもとの生活に戻っても行く場所がない

もう長くは生きられず、このまま過ごしていても苦しいことに変わりないのだ。

ドクスは暴力団の会長と金銭トラブルになっていた。

さらにはフィリピンのカジノで大負けしたツケで、ギャングに命を狙われることに。

仮面の集団の言ったとおり、プレイヤーたちがもとの生活へ戻っても地獄だった。

それぞれの苦悩を抱えたプレイヤーたちは、再びゲームに参加することを決意する。

その頃、警官のジュノは行方不明になった兄を探していた

兄が暮らしていた寮を訪ねると、そこで1枚の名刺を発見する。

それは以前、警察署で見かけたギフンが持っていた名刺と同じものだ。

ジュノはギフンに兄探しの協力を求めるが、人助けをする余裕はないと断られてしまった。

ゲームへの参加を決めたギフンたちは、それぞれ指定された場所で送迎用のバンに乗り込む。

そしてジュノは、ギフンが乗ったバンを追跡するのだった。

第3話:傘をさした男

プレイヤーたちを乗せたバンは港へ向かい、フェリーに乗り込む。

ジュノは仮面の男から衣服を奪い取り、運営者側としてゲームに紛れ込んだ

戻ってきたプレイヤーは、201人中187人。

再会したギフン、サンウ、アリ、イルナムはチームを組み、協力してゲームを進めることにした。

ドクスもまた仲間を集めており、セビョクに声をかけるが断られてしまう。

代わりに中年女性のミニョをチームに加えることにした。

その夜、ミニョがトイレに行きたいと騒ぎ出し、仮面の集団は仕方なく部屋から連れ出すことに。

セビョクはそれに便乗し、一緒にトイレへ向かう。

セビョクの目的は、施設内の偵察だった。

時間をかせいでくれたら情報を教えると言われ、ミニョも計画に協力する。

セビョクがトイレの通気口を移動していると、仮面の集団が大鍋で大量の砂糖を溶かしている現場を目撃。

仮面の集団に偵察がバレるギリギリのところでトイレの個室に戻ってきた。

翌朝、第2ゲームを始める前にプレイヤーたちは「◯、△、☆、傘マーク」のなかから1つ選ぶように指示される。

ギフンがチームで同じマークを選ぶべきか相談すると、サンウはリスクを避けるため別々のマークを選ぼうと提案する。

サンウは△、アリは◯、イルナムは☆、ギフンは傘を選んだ。

実はその直前、サンウはセギョンから昨夜の偵察の話を聞き、第2ゲームの内容を予測していた。

そのことを隠したうえで、自分はいちばん難易度が低いマークを選んだのだ。

そして、第2ゲームが始まる。

第2ゲーム:型抜き

カルメ焼きを選んだマークのとおりにくり抜いたらクリア

制限時間は10分。

プレイヤーたちは型抜きに取り組むが、途中でマークが割れてしまった人は容赦なく射殺される。

△を選んだサンウやセビョク、◯を選んだアリは順調にクリアした。

☆を選んだドクスとミニョは、隠し持っていたライターでカルメ焼きを溶かして無事にクリア。

しかし、ギフンが選んだ傘マークはいちばん難易度が高い

あせっていると、自分の汗でカルメ焼きの表面が溶けていることに気がつく。

カルメ焼きを唾液で溶かせば型抜きできるのではないか。

そう考えたギフンは、カルメ焼きの裏側を必死に舐めはじめる

イルナムもギフンを真似する。

そして、ギフンとイルナムは型抜きになんとか成功した。

クリアしたプレイヤーが部屋をあとにすると、脱落者の1人が仮面の集団から銃を奪い取った

仮面の集団の1人に顔を見せるように指示すると、その正体は残虐な行為をおこなうには若すぎる青年だった。

その事実を知った脱落者は、銃で自殺してしまった。

そこへフロントマン(ゲーム運営者のトップ)が現れ、顔を見せてしまった青年を射殺する。

仮面の集団にとって、自分の正体を明かすことはご法度なのだ。

一方、仮面の集団としてゲーム会場に侵入したジュノは、周囲から疑いの目を向けられていた

そこで、彼は射殺された青年の□が書かれた仮面を手に取る。

仮面にはそれぞれ◯、△、□の3種類のマークが書かれており、「◯<△<□」の順で立場が強いのだ。

ジュノが最初に奪った仮面は◯だったが、これでいちばん立場の強い仮面を手に入れた。

第4話:チーム分け

第2ゲームを終え、プレイヤーに食事が配られた。

その内容はゆで卵1個とサイダーのみ。

腹を立てたドクスチームの5人は不正に食事を2回受け取り、そのせいで食事をもらえない人が出てしまった。

極度の緊張状態と空腹により、プレイヤーたちの間に不穏な空気が流れる

ギフンチームは、何かあれば団結して闘うことを約束した。

そして、ドクスと険悪なムードのセビョクを見かねたギフンは、彼女を自分のチームに引き入れる。

その頃、元医者でNo.111のプレイヤーは、仮面の集団の指示のもと脱落者の解剖をしていた。

仮面の集団の一部は、脱落者の臓器を売り飛ばして金を稼いでいるのだ。

No.111は協力する代わりに、次回のゲーム内容を手に入れていた

プレイヤーの部屋に戻ろうとするNo.111に、仮面の集団が「まずは明日を無事に迎えろ」と忠告する。

実は、仮面の集団はわざと少ない食事を与えて、プレイヤー同士が殺し合いをするように仕向けていたのだ。

部屋に戻ったNo.111は、ゲームの情報と引き換えにドクスのチームに入れてもらうことに。

その夜、忠告どおりプレイヤー同士の殺し合いがはじまった

ギフンたちは協力して闘うが、イルナムが見当たらない。

彼を探していると、ベッドの1番高いところへ登り「もうやめてくれ」と叫ぶイルナムの姿が。

ちょうどそのタイミングで仮面の集団が部屋に突入し、乱闘は終了した。

第2ゲームと乱闘を終えて、生き残ったのは80人だ。

翌日、第3ゲームの前にプレイヤーたちは10人ずつのチームに分かれるように指示される。

No.111のおかげでゲームの内容を把握しているドクスは、力の強そうな男性ばかりを集めてチームをつくる。

第2ゲームで手助けしてくれて、深い仲になったミニョのことは容赦なく追い出した。

一方、ギフンチームの5人はそれぞれ1人ずつ仲間を連れてくることに。

チームに加わったのは、男性3人と女性1人。

見るからに弱々しい老人のイルナムは仲間を集められず、1人足りない状態だ。

結局、ドクスチームからあぶれたミニョが加わることになった。

そして第3ゲームがはじまる

第3ゲーム:綱引き

高いタワーの上で綱引きをして、相手チームを落下させたらクリア

対戦チームはクジ引きで決定する。

第1試合、ドクスチームは力で相手を圧倒し、難なくクリアした。

第2試合、ギフンチームの相手は男性ばかりだ。

女性2人と老人がいるギフンチームに勝ち目はないと思われたが、イルナムは綱引きの必勝法を仲間に伝授する。

試合が始まり、ギフンたちはイルナムのアドバイスどおり全体重をかけて綱を引く。

そして相手が体勢をくずした隙をついて優勢に。

しかし、相手が体勢を整えると一気に劣勢になってしまう。

もうダメかと思ったそのとき、サンウが「合図したら3歩だけ前に出ろ」と指示するのだった。

第5話:平等な世の中

サンウの狙いは、自分たちがあえて前に出ることで相手を転ばせることだ。

その作戦は成功し、ギフンチームは綱引きに勝利した。

その夜、ギフンたちは乱闘に備えてバリケードをつくり、交代で見張りをすることに。

まずはサンウとアリが見張ることになり、2人はいろいろな話をしながら親睦を深めていった。

次はギフンとイルナムが見張りをする。

ギフンは以前勤めていた自動車会社でストライキを起こし、仲間の1人を殺された過去があると打ち明けた。

その頃、No.111は別室で脱落者の解剖をおこなっていた。

解剖を終えて次回のゲーム内容を聞き出そうとするが、「まだわからない」と言われてしまう。

激昂したNo.111は仮面の集団に襲いかかり、部屋を脱走する。

一方、ジュノともう1人の仮面の男は、No.111が取り出した臓器を運んでいた。

その途中で違和感に気づいた仮面の男は、ジュノに顔を見せろと詰め寄る。

ジュノは隠し持っていた銃で脅しをかけ、必要な情報を聞き出したあとに男を射殺した。

兄探しの手がかりとなるゲームの参加者リストは、フロントマンの部屋に保管されているらしい。

脱走したNo.111は、別の仮面の男に捕まっていた。

すると、そこへフロントマンと仮面の集団が現れ、その仮面の男とNo.111を射殺。

ゲームの原則は、プレイヤーが同じ条件のもとで平等に戦うこと

脱落者の臓器を売ることはかまわないが、No.111にゲームの内容を教えていたことは許されなかったのだ。

その後、ジュノが殺害した仮面の男の遺体が発見される。

最後に一緒に行動していたジュノが疑われ、仮面の集団から追われることに。

ジュノはフロントマンの部屋に侵入し、参加者リストを確認していた。

そして、ゲームの優勝者リストのなかに兄の名前を発見する。

第6話:カンブ

翌日、次のゲーム会場へと移動するプレイヤーたち。

その途中で、臓器売買に関わったNo.111と仮面の男たちの遺体が天井から吊るされているのを目撃する。

これは「平等」というゲームの原則を破った罰だ。

No.111が殺害されたことで頼みの綱を失ったドクスは、苦い表情を浮かべるのだった。

ゲーム会場に到着すると、2人ずつのペアを組むように指示される。

ギフンはサンウとペアを組もうとするが、サンウはアリを選んだ

周りはどんどんペアが決まっていく。

すると、1人の男性がギフンに声をかけてきた。

彼は「プレイヤーは39人だから、早くペアを決めないと1人あまる」とギフンを急かす。

結局ギフンはイルナムを見放すことができず、ペアを組むことに。

それぞれペアが決まり、最後にあぶれたのはミニョだった。

そして第4ゲームがはじまる。

第4ゲーム:ビー玉遊び

各プレイヤーの手持ちのビー玉は10個。

ペアを組んだ相手と勝負し、相手のビー玉をすべて奪えばクリア。

制限時間は30分。

勝負の内容は問わないが、暴力はNG。

ペアを組んだ相手と勝負することを知ったプレイヤーたちは動揺する。

しかし、生き残るには戦うしかないのだ。

ドクスはこれまでのゲームでも一緒に戦ってきた男性とペアを組んでいた。

その男性はドクスを慕っているように見えたが、第4ゲームが始まると態度が一変。

ドクスに暴言を吐き、全力でビー玉を奪おうとする。

9個のビー玉を奪われて窮地に立ったドクスだったが、一発逆転の大勝負をかけて勝利した。

サンウはアリに9個のビー玉を奪われ、絶体絶命のピンチになっていた。

そこで、「2人とも生き残る方法がある」とアリをだましてビー玉を奪い返すことに。

そうとも知らないアリはサンウの指示に素直に従い、気づかないうちにすべてのビー玉を奪われてしまった。

セビョクは第3ゲームで一緒だったジヨンという若い女性とペアを組んでいた。

2人は一発勝負を選択し、勝負を始めるまでお互いの話をすることに。

セビョクはここを出たら家族と一緒に暮らしたいと話す。

ジヨンは父が母を殺し、その父を自分が殺したという悲しい過去を持っていた。

制限時間が近づき勝負を始めるが、ジヨンはわざと負けた

彼女はここを出てもやりたいことがなく、それならセビョクに勝ってもらおうと考えたのだ。

極度の緊張状態が続いたせいか、イルナムは急に認知症を発症してしまった。

ついさっき自分が言ったことも忘れてしまうイルナムを利用して、ギフンは勝負に勝とうとする。

しかし、正気を取り戻したイルナムにそのことを指摘されて、ハッとするギフン。

認知症は演技だったのだ。

すべてわかったうえで「今までありがとう。君のおかげでたのしかった」と言って、イルナムは自分のビー玉をギフンに差し出す

涙を流しながらゲーム会場をあとにするギフンの背後で、イルナムに銃が突きつけられるのだった。

第7話:VIPたち

ゲームを終えたプレイヤーたちが部屋に戻ると、そこにはミニョがいた。

不戦勝という扱いらしい。

残ったプレイヤーは17人だ。

一方、フロントマンは何者かが部屋に侵入したことに気がつく

部屋のなかを探しはじめるが、ジュノは身を潜めてなんとか難を逃れた。

同じ頃、ゲーム会場付近の海岸でジュノの警察手帳を持った男性の遺体が発見された。

この男性は、最初にジュノがゲーム会場に侵入したときに衣服を奪い取った人物だ。

その後、ゲームを観戦するためにVIPたちがやってきた

フロントマンは急用によりホストが不在であることを詫びつつ、彼らを迎え入れる。

ジュノは給仕の1人から衣服を奪いとり、VIPルームに侵入した。

翌日、ギフンたちが目を覚ますと、プレイヤーの1人が自ら命を絶っていた。

これで残ったプレイヤーは16人だ。

第5ゲームの前に、1〜16までの番号が書かれたゼッケンを1枚ずつ選ぶように指示される。

ゼッケンの番号順にゲームをはじめるらしい。

ギフンが悩んでいる間に次々とゼッケンがとられ、残ったのは1と16だけ。

最終的にドクスが9番、サンウが14番、セビョクが15番、ギフンが16番になった。

第5ゲーム:飛び石渡り

高所にある2枚×18列のガラスを飛び移り、向こう岸にゴールできたらクリア。

2枚のうち1枚は普通のガラス、1枚は強化ガラス

普通のガラスは飛び移ると割れて落下する。

制限時間は16分。

プレイヤーたちは普通のガラスと強化ガラスを見分けられず、次々と落下していく。

ついに先頭になって怖気づいたドクスは、ここから動かないと言いはじめる。

すると後ろからミニョが近づき、ドクスを道連れにして自ら落下する。

これは第3ゲームでドクスに裏切られた報復だ。

サンウの前にいるプレイヤーは長年ガラス工場に勤めていたため、光や音で強化ガラスを見分けられるという。

その言葉どおり、彼は順調に進んでいった。

しかし、フロントマンが明かりを消したため、見分けがつかなくなってしまった。

残りはあと1列だが、残り時間は20秒を切っている。

しびれを切らしたサンウはそのプレイヤーを突き落とし、ゴールにたどり着いた

そして、サンウの後ろにいたセビョクとギフンもゴール。

3人がゴールした直後、すべてのガラスが勢いよく割れて、あたりに破片が飛び散る。

一方、VIPの1人に気に入られたジュノは、個室に連れていかれた。

奉仕を求めるVIPに対して、ジュノは銃を突きつけ、情報を聞き出す

その後、仮面の男が個室で射殺されたVIPを発見し、侵入者の捜索が急がれた。

ゲーム会場に用意されていた潜水具がなくなっていることから、侵入者は泳いで逃げたことがわかる。

フロントマンと仮面の集団はボートで侵入者の追跡を開始した。

第8話:フロントマン

ギフンは、サンウがゴール直前でプレイヤーを突き落としたことを責め、対立していった。

セビョクは先ほどのゲームでガラスの破片が腹に刺さり重傷だ。

その後、3人はファイナリストとして豪華な晩餐会に招かれた。

食事を終えると、テーブルに1本ずつナイフが置かれる。

3人はそれぞれナイフを握りしめるのだった。

一方、ゲーム会場から泳いで脱出し、小さな島にたどり着いたジュノ

警官の上司に助けを求めようとするが、スマホの電波が悪くてメッセージが送信できない。

その間にも追手がせまり、ついに崖の上まで追い詰められてしまった

ジュノはフロントマンの肩に向けて発砲。

すると、フロントマンは「一緒に来い。死なせたくない」と呼びかける。

不審に思ったジュノが「何者だ?」とたずねると、フロントマンは仮面を外した。

その正体は、ジュノの兄・イノだったのだ。

動揺しつつも投降を拒否するジュノに向けて、イノは銃を撃つ。

ジュノはそのまま崖から海へ転落してしまった。

その夜、消灯後もギフンたちはお互いを警戒して眠れずにいた。

セビョクの具合が悪そうなことに気づいたギフンは、「次のゲームで協力してサンウを倒し、金を山分けしよう」と持ちかける。

すると、彼女は「生き残ったほうがお互いの家族の面倒を見ると約束してほしい」と答えた。

セビョクが苦しみ出したため、ギフンは慌てて助けを呼ぶ。

明かりがつくと、そこには首から血を流して息絶えたセビョクの姿が。

ギフンが助けを呼んでいる隙に、サンウがナイフで殺害したのだ。

怒ったギフンはサンウに襲いかかるが、仮面の集団に取り押さえられてしまった。

その頃、フロントマンのイノは、ジュノに撃たれた傷を手当てしていた。

鏡に映った自分の顔と弟の顔が重なり、うめき声を上げるのだった。

第9話:運のいい日

ついに最後のゲームがはじまる。

コイントスで攻守を決め、ギフンは攻撃側を選んだ。

第6ゲーム:イカゲーム

攻撃側はイカの絵の内側に入り、イカの頭を踏めば勝利。

守備側は攻撃側を外に押し出せば勝利。

2人のうちどちらかがゲーム続行不能(死亡)になったら、残ったほうが勝利

ギフンはサンウに砂を投げつけ、ひるんだ隙にイカの胴体をまたぐ。

そして「暗行御使(アメンオサ)」と言った直後、大粒の雨が降り出した。

2人はお互いに気持ちをぶつけ合い、ナイフを手に死闘をくり広げる

ついにギフンはサンウを追い詰めたが、結局とどめを刺すことはできなかった。

あとはイカの頭を踏めば勝利というところで、ギフンはゲームの中止を求める

賞金を諦めて2人で一緒に帰ろうというのだ。

それに対してサンウは「ごめん」と答え、自ら命を絶った

サンウが亡くなったことで、ゲームの勝者となったギフン

賞金456億ウォンを受け取り、もとの生活へ戻された。

家に帰る途中でサンウの母親に出会ったが、ギフンは何も言えない。

帰宅すると、自分の母親が冷たくなって横たわっていた。

1年後、ギフンはホームレスのような生活を送っていた。

ゲームの賞金には手をつけていないのだ。

そこへ1通の手紙が届く。

手紙で指定された場所に行くと、そこには生命維持装置につながれたイルナムの姿が。

彼こそがゲームのホストだったのだ。

なぜあんなゲームをさせたのか問い詰めると、彼はゲームを持ちかける

窓の外に見えるホームレスを夜の12時までに誰かが助けたらギフンの勝ち。

ゲームをしてくれたら質問に答える。

あんな目に遭っても、まだ人を信じるのか、と。

ギフンは仕方なくゲームをすることに。

イルナムは金貸しを営んでおり、あり余るほど金を持っているという。

だからこそ、何をしても退屈で仕方がない。

同じような悩みを抱える富裕層の支持を得て、あのゲームを開催していたのだ。

子どもの頃は何をやってもたのしかった。

その気持ちをもう一度味わいたくて、自身もゲームに参加したのだ。

観客席に座っていては、そのわくわく感を決して味わえない。

そしてギフンを助けた理由は、一緒にゲームをするのが純粋にたのしかったからだという。

12時になる直前、警察がやってきてホームレスを保護した。

ギフンはゲームに勝ったのだ。

それと同時にイルナムは静かに息を引き取った。

その後、ギフンは髪を赤く染めた。

そしてセビョクの弟を施設から引き取り、サンウの母親に預ける。

一緒に預けたスーツケースのなかには、「サンウに借りた金です」と書かれたメモとともに大金が詰められていた。

ギフンはアメリカにいる娘と会うため、地下鉄で空港へ向かっていた。

すると、向かいのホームでスーツ姿の男がめんこ勝負をしているのを目撃する。

ギフンは慌てて追いかけるが、逃げられてしまった。

めんこの対戦相手に「(ゲームに参加するのは)絶対にダメだ」と言って名刺を奪い取る。

それから飛行機の搭乗口へ向かうが、突然立ち止まって名刺に書かれた番号に電話をかける。

ギフンはゲームへの参加を希望し、これまでの怒りをぶつけた。

電話口の男は参加を止めようとするが、ギフンは聞く耳を持たない。

覚悟を決めて、来た道を引き返すのだった。

『イカゲーム』シーズン1の感想

『カイジ』と『今際の国のアリス』のいいとこどりをしたようなストーリーがおもしろかったです。

ゲームの内容がわかりやすいので、スッと頭に入ってくるんですよね。

キャラクターのバックグラウンドが丁寧に描かれているのも魅力の1つ。

それぞれがどん底にいるから、こんな悪夢のようなゲームにすがるしかないんですよね。

貧困、格差、脱北、差別…。

韓国社会の闇を痛烈に風刺しているのが印象的でした。

特に好きだったのは、第6話のビー玉遊びでセビョクとジヨンが勝負をするシーンです。

話してみると人懐っこい性格のジヨンに、あんな悲しい過去があったなんて…。

最期まで笑顔を浮かべるジヨンの姿に胸が締めつけられました。

普段はそっけないセビョクが涙を流すのもグッときます。

そして、ゲームの黒幕はイルナムでした。

たしかに第1話のだるまさんがころんだのとき、周りが次々と射殺されていくなかで、彼だけがすごくたのしそうでしたもんね。

第4話で乱闘が起こったときは彼の叫びで仮面の集団が制止に入りましたし…。

第6話のビー玉遊びでは、銃を向けられてはいましたが、射殺される姿は映っていませんでした。

いろいろなところに伏線があるのがおもしろいです。

しかし、まだ明かされていない謎はたくさんあります。

  • イノはなぜフロントマンになったのか?
  • ジュノの生死は?
  • 次のゲームのホストは?

こうした謎は続編で明らかになるのでしょうか。

シーズン2の配信が待ち遠しいです。

『イカゲーム』シーズン1全話​​ネタバレあらすじまとめ

今回は、Netflixドラマ​​『イカゲーム』シーズン1のあらすじを全話ネタバレありで紹介しました。

仲間との共闘、信頼、裏切り、絶望。

極限状態のなかでさまざまな感情が渦巻いて、とてもおもしろかったです。

シーズン2ではどのような展開になるのか期待しています!

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