Netflixドラマ『イカゲーム』シーズン2のあらすじを全話ネタバレありで紹介します。
3年ぶりにゲーム会場へ戻ってきたギフン。
目的は、この狂ったゲームを終わらせること。
参加者全員が生きて帰るために奔走するギフンだったが、思いどおりにはいかず…。
『イカゲーム』シーズン2の内容が気になっている人は、ぜひ本記事を参考にしてください。
シーズン1のネタバレ&登場人物紹介はこちら↓

『イカゲーム』シーズン2の作品情報
12月26日より世界独占配信⚡️
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) November 26, 2024
Netflixシリーズ『#イカゲーム』シーズン2
キービジュアルも公開!
メリーゴーラウンドのような新たなゲームにも注目🎠
全てが"イカしていて"、圧倒的に"イカれている"新シーズンのゲームスタートは間もなく👀#イカれたゲーム #イカゲーム2 #SquidGame pic.twitter.com/n0pwCHLHzQ
原題 | 오징어 게임 시즌2 |
タイトル | イカゲーム シーズン2 |
監督 | ファン・ドンヒョク |
脚本 | ファン・ドンヒョク |
公開年 | 2024年 (Netflix限定配信) |
キャスト | イ・ジョンジェ イ・ビョンホン ウィ・ハジュン イ・ソファン パク・ソンフン ほか |
制作国 | 韓国 |
話数 | 7話 |
ジャンル | スリラー |
『イカゲーム』シーズン2の主な登場人物とキャスト
『イカゲーム』シーズン2の主な登場人物とキャストを紹介します。
予想外のゲーム参加者やピンクガードの登場で波乱の連続😳
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) January 17, 2025
『イカゲーム』シーズン2の相関図を完全版でお届け!#イカゲーム #イカゲーム2 #イカれたゲーム#イカれたゲームは止まらない#SquidGame #SquidGame2 pic.twitter.com/J7rdfD2paA
ギフン(演:イ・ジョンジェ)
No.456。
3年前のゲームで優勝して大金を得た代わりに、多くの大切な人を失いました。
ゲームを終わらせるためにスカウトマンを探しつづけています。
以前は明るくおマヌケな人柄でしたが、現在は常に気を張りつめていて別人のようです。
No.001/フロントマン/イノ(演:イ・ビョンホン)
3年前のゲームを取り仕切っていたフロントマンで、ギフンの因縁の相手。
その正体は、ジュノの兄・イノ。
今回のゲームにはプレイヤーとして参加しています。
ジュノ(演:ウィ・ハジュン)
行方不明の兄を探す警察官。
3年前、フロントマンの正体が兄であることを知りました。
兄にもう一度会うため、ゲーム会場を探しています。
チョンベ(演:イ・ソファン)
No.390。
ギフンの友人。元海兵隊員。
3年前は夫婦で飲食店を営んでいて、ギフンが金を借りにきたことも。
現在は離婚しており、多額の借金を抱えています。
普段はお調子者ですが、いざというときに頼りになる存在。
ヒョンジュ(演:パク・ソンフン)
No.120。
トランスジェンダー女性。
性転換手術代を稼ぐためにゲームに参加しました。
リーダーシップがあり、状況を冷静に判断します。
元特殊部隊員であり、身体能力が高いです。
デホ(演:カン・ハヌル)
No.388。
元海兵隊員の青年。
子分気質で、ムードメーカー的存在。
元海兵隊員同士ということで、チョンベから気に入られています。
ヨンシク(演:ヤン・ドンクン)
No.007。
ギャンブルで多額の借金を抱えています。
母・クムジャを大切にしていて、なんだかんだ逆らえないようです。
クムジャ(演:カン・エシム)
No.149。
ヨンシクの老齢の母。
息子の借金返済のためにゲームに参加しました。
肝っ玉かあちゃんという言葉がぴったりの、強くてやさしい女性です。
ミョンギ(演:イム・シワン)
No.333。
仮想通貨で大損したYouTuber。
自身のチャンネルでおすすめした仮想通貨が暴落したため、多くの視聴者に命を狙われています。
ジュニ(演:チョ・ユリ)
No.222。
元恋人・ミョンギの子を妊娠中です。
サノス(演:チェ・スンヒョン)
No.230。
有名ラッパー。
ナムギュという子分を従えていて、人に難癖つける「ザ・悪いヤツ」。
ミョンギの影響で仮想通貨に手を出して大損したため、彼を恨んでいます。
ノウル(演:パク・ギュヨン)
脱北者の女性。
北朝鮮で生き別れた子どもを探すため、大金を必要としています。
以下、ネタバレを含みます。
『イカゲーム』シーズン2 全話あらすじ【ネタバレあり】
『イカゲーム』シーズン2のあらすじを全話ネタバレありで紹介します。
『イカゲーム』シーズン2、未公開写真をお届け⏺️🔼⏹️#イカゲーム2 #SquidGame2 pic.twitter.com/tPN1SdZQhJ
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) January 10, 2025
第1話:パンと宝くじ
前回のゲームから3年後。
フロントマンの銃撃を受けたジュノは無事に回復し、職場に復帰していた。
島やゲームのことを上司へ報告したが、証拠がなくて動いてもらえない。
そのためジュノはパク船長の協力を得て、自力で島の場所を探している。
パク船長は、瀕死の状態で溺れかけていたジュノを助けてくれた命の恩人だ。
一方のギフンは、モーテルを拠点にゲームのスカウトマンを探し続けていた。
その目的は、ゲームを終わらせることだ。
協力者は、かつて世話になった金貸しのキム社長、ウソク理事とその子分たち。
彼らはゲームの存在に半信半疑ながらも、成功報酬につられて手を貸してくれている。
もうじき、3年前にギフンがスカウトマンと出会った時期だ。
いつにもまして念入りに地下鉄の駅を捜索していると、キム社長とウソクがスカウトマンを発見。
バレないように追跡を開始する。
スカウトマンは店で大量のパンと宝くじを買うと、公園へ向かった。
彼はホームレスたちにパンと宝くじのどちらかを選ばせる。
ホームレスの一部はパンを選んだが、多くは宝くじを選び、ハズレの結果を見て悔しがるのだった。
ひととおり配り終えると、スカウトマンはあまったパンを地面にばらまき、激しく踏みつける。
ホームレスが「もったいない…」とつぶやくと、彼は「あなたたちの選択の結果だ」と言い放った。
ギフンもその現場へ向かう途中だったが、急ぐあまりスピード違反で捕まってしまう。
警官から違反切符を受け取ると、ギフンは無言で走り去る。
その警官と一緒にいたジュノは、ギフンが現在ソウルの街にいることを知るのだった。
その頃、キム社長とウソクは公園を出たスカウトマンの追跡を続けていた。
ギフンを待っていたら逃してしまうかもしれない。
そう考えた2人はスカウトマンに襲いかかる。
しかしあっけなく返り討ちに遭い、拉致されてしまった。
しばらくて、ギフンはキム社長から送られた位置情報の場所に到着。
2人がいないことを警戒するギフン。
スカウトマンは離れたところからその様子を確認し、2人がギフンの差し金であることを知った。
その後、拉致されたキム社長とウソクは、スカウトマンから強制的にゲームをさせられる。
ゲーム内容は「じゃんけんぽん、どっち引くの」。
両手でじゃんけんの手を出し、片方を引いて残ったほうの手で勝負するのだ。
負けた人は銃でロシアンルーレットをする。
何度か勝負したが、弾が出る確率は6分の1であるためなかなか決着がつかない。
しびれを切らしたスカウトマンは、弾が出る確率を6分の5へ変更。
それに焦ったウソクはじゃんけんで両手ともグーにしてしまう。
キム社長がパーを残せば、決着がつくのは確実だ。
しかし、キム社長はどちらの手も引かない。
ルール違反として、スカウトマンはキム社長に向けて引き金を引く。
そして、銃声が響きわたった。
ギフンが拠点のモーテルに戻ると、そこにはスカウトマンの姿。
「ゲーム主催者に会わせろ」と言っても、スカウトマンははぐらかすだけだ。
彼は昔からゲーム会場で働いており、かつてプレイヤーだった自身の父親を殺した過去があるらしい。
スカウトマンは、ギフンにロシアンルーレットをしようと持ちかけてきた。
通常は6発中1発だけ弾を入れ、引き金を1回引くごとにシリンダーを回して弾が出る確率をリセットする。
でも今回は最初にシリンダーを回したらそれきり。
必ず6回以内に決着がつくルールだ。
ギフンがそれを承諾し、ゲームが始まる。
お互いに淡々と引き金を引いていき、のこり2回。
弾が出る確率は2分の1。次はギフンの番だ。
ギフンは意を決して引き金を引くが、弾は出なかった。
次に引き金を引くスカウトマンの負けは確実だ。
ギフンは「お前はゲーム主催者のイヌに過ぎない」と言い放つ。
スカウトマンは悔しそうな表情を浮かべながら引き金を引くのだった。
第2話:ハロウィンパーティー
ジュノがギフン拠点を突きとめ、モーテルへ投入してきた。
ギフンがゲーム主催者を探していると知り、協力したいという。
3年前、ジュノがゲーム運営者のフリをして会場に潜入した経験が役に立つ、と。
ゲーム会場には武装した兵士が大勢いる。
ギフンはそれに対抗するため、これまでに大量の銃を買い集めていた。
そして、前回のゲームの優勝賞金を使って協力者を集める計画だ。
モーテルの別部屋に監禁されていたウソクもそこへ合流。
ギフン、ジュノ、ウソクはゲームを終わらせるために手を組むことになった。
後日、密かにサンウの母が営む鮮魚店の様子を見にやってきたギフン。
サンウはかつての友人であり、3年前のゲームの決勝戦で壮絶な決闘をくり広げた相手でもある。
3年前、ギフンはプレイヤーのセビョクに弟・チョルの面倒を見てほしいと頼まれていた。
そしてゲーム終了後、サンウの母にチョルを預けたのだ。
サンウの母もチョルも元気に過ごしている。
それを陰から見届けたギフンは、脱北ブローカーの事務所へ向かった。
チョルの母親を北朝鮮から連れてくるように依頼するためだ。
もし自分の身に何かがあれば、チョルに連絡するように伝え、ギフンは事務所を去った。
ギフンと入れ違いで事務所にノウルがやってきた。
脱北者の彼女は、北朝鮮に残してきた幼い子どもを探すため何度も事務所を訪れている。
大金を差し出すが、ブローカーは「もう生きていないだろうから無理だ」とうんざりした様子だ。
一方、ジュノは兄・イノの妻の墓参りにきていた。
イノの妻は病気を患っていた。
治療費を工面するためにイノは賄賂を受けとり、それが発覚してから行方不明になっている。
実は、イノとジュノは実の兄弟ではない。
それにも関わらず、イノは自分の腎臓を病気のジュノに移植して助けてくれた過去がある。
ジュノと母親はそのことに負い目を感じていた。
その夜、ノウルのもとにゲームの招待状が届いた。
我が子を探すにはもっと金がいる。
彼女へ勤めていた遊園地を辞め、ゲーム会場へ向かうことを決めた。
辞表を出した帰り道、ノウルはナヨンという少女が救急車で運ばれていくのを目撃。
ナヨンは重い病気を抱えており、治療には多額の金が必要らしい。
ノウルはナヨンと面識があるため容態が気になりつつも、病室を立ち去った。
10月31日。今日はゲーム参加者のピックアップがおこなわれる日だ。
ギフンとウソクは指定されたクラブへ向かった。
ギフンの奥歯に発信機を仕込み、それをジュノとウソクの仲間たちが追跡する作戦だ。
仮装した人々に紛れてゲーム関係者のマスクをした人物がギフンに接触。
ウソクは別のマスクに襲われて倒れこむ。
慌ててギフンとマスクを追うジュノたち。
車に乗せられたギフンに、フロントマンがスピーカーを通して話しかけてきた。
ギフンはゲームの中止を求めるが、まったく聞き入れてもらえない。
ジュノたちの車はスナイパーによってパンクさせられ、これ以上の追跡は困難だ。
するとギフンはゲームに参加すると言い出した。
ゲームに参加して、状況を変えようというのだ。
フロントマンはそれを承諾し、車内が催眠ガスで包まれる。
ノウルはひと足先にゲーム会場に到着していた。
マスクをつけ、ピンクのフードをかぶる。
ノウルはプレイヤーではなく、運営者側としてゲームに参加するのだ。
第3話:001
ギフンが目を覚ますと、プレイヤーたちが待機する大部屋にいた。
集まったプレイヤーは総勢456人。
仮想通貨で大損したYouTuber・ミョンギ。
彼の動画を見て仮想通貨に手を出し、借金を抱えたラッパー・サノス。
ギャンブルで借金を抱えたヨンシクと、その返済のためにゲームに参加した母親のクムジャ。
いずれも多額の債務を負った人たちばかりだ。
ゲームのルールは以下のとおり。
- 勝手にゲームを中止できない
- ゲーム参加を拒否したら脱落
- 1ゲーム終了ごとに続行可否を投票し、過半数の同意があれば中止できる
- 中止の場合、勝ち残った人で賞金を山分け
プレイヤーたちは同意書にサインし、写真撮影に向かう。
カメラの前に立ったギフンは、3年前とはまるで別人のような険しい表情だ。
ゲーム会場を移動中、ギフンは友人のチョンベと3年ぶりに再会する。
彼も事情があってゲームに参加したらしい。
ギフンはチョンベに「何があっても後ろを離れるな」と念を押す。
チョンベはその勢いに驚きながらも同意した。
移動した先でプレイヤーたちを待っていたのは、3年前と同じ巨大な人形。
第1のゲームは「だるまさんがころんだ」だ。
鬼は少女のかたちをした巨大な人形。
プレイヤーは、鬼が「だるまさんがころんだ」と言っている間だけ前に進める。
鬼がふり返ったときに動いたら脱落(銃で撃ち殺される)。
5分以内にゴールラインを越えたらクリア。
一方、ジュノたちはギフンの発信機を追跡していた。
パク船長に協力してもらい、ギフンがいると思われる島へ上陸。
ところが、発信機はゲーム運営者によって別人に付け替えられていた。
この島はゲーム会場ではない。
同じ頃、ギフンも発信機がなくなっていることに気づいた。
これではジュノたちと合流できない。大ピンチだ。
ギフンはプレイヤーたちに「鬼がふり返っている間は絶対に動かないで」と訴える。
「もし動いたら撃ち殺される」と。
しかし、プレイヤーたちは事の重大さを理解してくれない。
そして第1のゲームが始まる。
ギフンの警告のおかげか、出だしは順調だ。
事態が急変したのは数ターン後だった。
プレイヤーの1人が蜂に驚いて動いてしまい、撃ち殺されたのだ。
パニックになって逃げ始めた多くのプレイヤーが次々と撃ち殺されていく。
残ったプレイヤーたちは恐怖で動けない。
ギフンが彼らを必死に鼓舞し、ようやく前へ進み始めた。
なんとかゴールにたどり着いたギフンとチョンベ。
そのとき、ゴール直前で脱落して脚を撃たれた1人のプレイヤーが助けを求めてきた。
ギフンはチョンベの制止を振り切り、彼を助けるために引き返す。
プレイヤーのヒョンジュも手を貸してくれたおかげで、ギフンたちは制限時間ギリギリでゴールできた。
安堵したのもつかの間、助けたプレイヤーの頭を1発の銃弾が貫く。
彼はすでに脱落していたため、ゴールラインを越えても助かる道はなかったのだ。
一瞬の出来事に、ギフンとヒョンジュは顔を見合わせることしかできなかった。
そのプレイヤーを撃ったのはノウル。
彼女は脱落者を始末するスナイパー役なのだ。
こうして第1ゲームは終了した。
脱落者91名、残り365名。
生き残ったプレイヤーたちは、ゲームでの惨状に怯えきっている。
ギフンがゲーム続行可否の投票を求めると、マスクはそれをいったん制止。
まずは現時点での賞金は91億ウォンだと発表する。
それを残った365名で分けると1人あたり約2000万ウォン。
命がけでゲームをしたのに、賞金が少なすぎると感じるプレイヤーも多いようだ。
ゲーム続行可否の投票が始まった。
中止を希望する人は投票装置の×ボタンを押し、左胸に×のバッジをつける。
続行を希望する人は〇だ。
投票が進み、〇と×の数は拮抗している。
ギフンはプレイヤーたちにゲームがどれほど危険かを訴える。
「3年前にゲームに参加し、自分以外のプレイヤーは全員死んだ」と。
ところが、プレイヤーたちは「優勝者がいるなら安心だ」と言い出し、逆効果だったようだ。
〇と×の数は182対182になり、残りの投票者は1人。
プレイヤーたちが見守るなか、彼は〇を押した。
ゲームは続行だ。
最後の1票を入れたのはNo.001のプレイヤー。
この番号は、3年前のゲーム主催者のオ・イルナムがつけていた番号だ。
そして今回No.001をつけているのは、ジュノの兄・イノ。
3年前のゲームを取り仕切っていたフロントマンで、ギフンの因縁の相手でもある。
しかし、ギフンはそのことをまだ知らない。
第4話:6本の脚
投票終了後、ギフンのもとへNo.001のプレイヤーがやってきた。
次のゲームのことを教えてほしいという。
いつの間にか周りには情報を求めるプレイヤーが集まっていた。
ギフンは、次はカルメ焼きの型抜きだと伝える。
人だかりが去ったあと、No.001は「大金を得たのになぜ戻ってきたのか」とギフンにたずねた。
「亡くなったプレイヤーたちのことを思うと、簡単にはあの金を使えない」と答えるギフン。
No.001はその考えに納得いかないようだ。
2人は意見の食い違いで言い争いになってしまう。
そこへ、デホという青年が割って入ってきた。
ギフンたちの仲間に入れてほしいという。
チョンベは彼が自分と同じ海兵隊出身であることを気に入り、歓迎した。
その後、3人のプレイヤーがケンカを始める。
ラッパーのサノスとその子分・ナムギュがミョンギに因縁をつけたのが原因だ。
プレイヤーたちが騒然とするなか、No.001は暴れる彼らを一瞬で制圧。
「彼は何者なんだ…?」とチョンベは不思議そうだ。
一方、任務を終えたノウルは考えごとをしていた。
プレイヤーのなかにナヨンの父親がいるのを見つけたからだ。
消灯後、ギフンのもとへ再びNo.001がやってきた。
お互いに先ほどの言い争いのことを謝罪し、2人は和解する。
No.001はここへ来た理由を話し始めた。
妻が妊娠中に病気にかかり、治療のために多額の借金をしたという。
取引先からも援助を受けたが、賄賂だと見なされて会社から追い出されることに。
妻と子どもを守るには、ゲームに参加するしかなかったのだ。
その頃、一部のマスクたちは解剖室にいた。
脱落者の臓器を売って金儲けをしているからだ。
3年前はプレイヤーの1人に解剖させていたが、今回は専門の医者を呼んでいる。
ところが、今回の脱落者は全員がすでに息絶えており、売れそうな臓器がほとんどない。
ノウルが片っ端からトドメを刺したからだ。
ノウルはこの件でマスクの部隊長から「ジャマをするな」と注意を受ける。
「私は任務をまっとうしているだけ、部隊長は変わってしまった」と言うことを聞かないノウル。
ノウルと部隊長の出会いは7年前。
彼女が銃1つで追っ手を振りきり脱北してきた頃だ。
部隊長は彼女を哀れみ、この仕事にスカウト。
そのとき、「希望のない人を楽にするのが任務」と彼女に話した。
この言葉を信じて任務をこなしてきたノウルだったが、最近はこの仕事に違和感を抱いている。
一方、ジュノたちは島の捜索を続けていた。
警察に協力を求めたが、証拠がないと動けないと拒否されてしまう。
こうなれば自力で見つけだすしかない。
翌日、プレイヤーたちは広場に集められた。
次のゲームは団体戦のため、10分以内に5人ずつのチームをつくるように指示される。
型抜きではないのかとざわつくプレイヤーたち。
ギフンはホラ吹き呼ばわりされてしまう。
ゲーム内容がわからないため、全員チームづくりには慎重な様子だ。
高齢の母を連れたヨンシクや、女性はなかなかチームに入れてもらえない。
結局、ヨンシク親子はヒョンジュと内気な女性・ヨンミ、祈祷師のソンニョとチームを組む。
いわばあまり者同士のチームだ。
ギフンはチョンベ、デホ、No.001と組むことに。
もう1人を探しているところに、ジュニという女性がチームに入れてほしいと言ってきた。
彼女は妊娠中。父親はプレイヤーのミョンギだ。
ちなみに2人はすでに破局しているが、ミョンギはまだ未練があるらしい。
女性ということで躊躇するギフンたちだったが、ジュニをチームに入れることにした。
五人六脚でコースを進み、所定の5つの地点で1人ずつミッションに挑戦する。
失敗すればやり直し、成功すれば先へ進める。
5分以内にゴールすればクリア。
各地点でのミッションの内容は、メンコ、碑石打ち、コンギ遊び、コマ回し、チェギ蹴り。
第2ゲームが始まった。
最初の2チームがそれぞれ懸命にゴールを目指す。
しかし、プレッシャーのあまりなかなかミッションを成功できない。
結局、両チームは制限時間内にゴールできず脱落。
マスクたちに撃ち殺された。
次の挑戦者は、ヒョンジュたちのチーム。
「こんなゲームなんてことない、自分を信じよう」と気合いを入れるのだった。
第5話:もう一勝負
ヒョンジュたちは、励ましあいながらミッションを成功していく。
この調子なら制限時間内にゴールできそうだ。
彼らを見守るほかのプレイヤーたちの応援に熱が入る。
何度かミッションに失敗しながらも、ヒョンジュたちは残り1秒のところでゴール。
プレイヤーたちは自分のことのようによろこび、大興奮だ。
それからプレイヤーたちは次々とゲームに挑戦。
見事クリアするチームも少しずつ現れてきた。
いよいよギフンたちのチームの番だ。
途中までは順調だったが、4つ目のミッションに苦戦してしまう。
挑戦者のNo.001は激しく取り乱し、なかなか成功できない。
ギフンがNo.001を落ち着かせ、ようやく成功したときには残り時間30秒。
最後のミッションに挑んだギフンは、危うく失敗しそうに…。
しかし、No.001がとっさに助けてくれたおかげでなんとか成功。
ギリギリ制限時間内にゴールできた。
ゲーム終了後、ギフンチームのメンバーはお互いに自己紹介する。
共に困難を乗り越えたことで打ち解けたのだ。
No.001は偽名を使ったため、ギフンに正体がバレることはなかった。
また、ヒョンジュチームのメンバーたちもお互いに信頼関係を築き始めていた。
ただし、祈祷師のソンニョは例外で仲間の輪には入っていない。
誰に対しても横暴な態度をとる彼女は、プレイヤーのなかでも浮いた存在だ。
一方、任務を終えたノウルは、2人のマスクに襲われていた。
先ほどのゲームで、彼女がまた脱落者にトドメを刺したからだ。
マスクたちは「臓器売買のジャマをしたら指を切り落とす」と脅すのだった。
第2ゲームの結果は、脱落者110名、残り255名。
そして2回目の投票が始まる。
あれほど危険な目に遇っても、続行を希望するプレイヤーも多い。
ただし、〇を押したプレイヤーのなかには、本当は中止を希望している人もいる。
ミンスもそのうちの1人。
彼は第2ゲームでサノスとナムギュのチームに入っていた。
それ以降、気弱な性格ゆえに彼らから見下され、〇を押すよう脅されているのだ。
No.001が必死に中止を訴えても、「もう一勝負やろう」という圧力が強い。
プレイヤーたちにとって、現時点での約7000万ウォンの賞金では足りないのだ。
結果は〇が139、×が116でゲーム続行。
ヨンシクやチョンベ、ヒョンジュも〇を押していた。
ヨンシクとチョンベは、現時点での賞金では借金を返済できないから。
ヒョンジュは、賞金で性転換手術を受けるためだ。
消灯前、ギフンはプレイヤー同士の乱闘を警戒してバリケードを作っていた。
プレイヤー同士で殺し合えば賞金が増える。
3年前にも同じことが起こったため警戒しているのだ。
消灯後、見張り中のギフンにチョンベが話しかけてきた。
投票で〇を押したことは申し訳ないが、次のゲームが終わったら一緒に外へ出よう、と。
しかし、ギフンの表情は固いままだ。
それを見たチョンベは昔のバカ話を始めた。
彼の軽口にギフンが思わず言い返す。
チョンベは「やっといつものお前に戻ったな」と笑った。
ゲーム会場で再会して以来、ずっと気を張りつめているギフンを心配していたのだ。
その言葉にギフンはようやく笑顔を取り戻すのだった。
その頃、クムジャ、ジュニ、ヒョンジュの3人はトイレに向かっていた。
本来、消灯後は大部屋の外へ出られないが、クムジャの説得にマスクが折れたかたちだ。
しばらく経ってもジュニがトイレの個室から出てこない。
心配したクムジャが様子を見に行くと、泣き崩れるジュニの姿。
気丈にふるまっていたジュニだったが、本当は怖くてたまらなかったのだ。
クムジャは彼女を抱きしめ、「大丈夫」と励ます。
ゲーム続行を希望したヒョンジュは、そんな2人を黙って見つめることしかできなかった。
翌日、不安そうなミンスにセミという女性が声をかけてきた。
彼女は第2ゲームで最初にミンスをチームに誘った人物。
サノスたちと行動をともにしているが、「バカは扱いやすいから」という理由らしい。
サノスたちに脅されているミンスを気にかけているのだ。
プレイヤーたちの不安をよそに第3ゲームが始まる。
回転する巨大な円盤の上にプレイヤーが乗った状態で曲が流れる。
曲が終わると回転が止まり、数字(人数)が指定される。
30秒以内に指定の人数で円盤のまわりに設置された部屋に入り、ドアを閉めれば成功。
数ターンくり返し、最後まで残ればクリア。
ギフンたちは「協力して全員で生き残ろう」と気合いを入れるのだった。
第6話:〇 ×
1ターン目、指定の人数は10。
ギフンチームは、たまたま近くにいたヒョンジュチームと合流してクリア。
脱落者たちは次々と撃ち殺されていく。
2ターン目、指定の人数は4。
No.001が別の人と組むと申し出たため、ギフンチームは残りの4人で部屋へ。
ヒョンジュチームはソンニョを置いて4人で行くことに。
No.001もソンニョもそれぞれ別で仲間を見つけ、このターンをクリアした。
3ターン目、指定の人数は3。
サノス、ナムギュ、ミンス、セミはここまで一緒に組んできたが、定員オーバーだ。
誰か1人を見捨てなければならない。
サノスのプレッシャーもあり、ミンスはセミを裏切ってしまう。
4ターン目、指定の人数は6。
6人集めたヒョンジュやヨンミたちは部屋へかけ込む。
しかし、部屋へ入る直前でヨンミが転倒。
その隙にミョンギがすべりこみ、ドアを閉めた。
部屋に入れなかったヨンミは脱落。
ヒョンジュはミョンギを責めるが、彼は「ヨンミは間に合わなかったし、俺がいなければみんな死んでいた」と言う。
その言葉に誰も言い返すことはできなかった。
ついに最終ターン。
チョンベが「次は何人だろう」とつぶやくと、No.001は「2人」と推測した。
プレイヤーは残り126人。部屋は全部で50個。
2人ずつ組めば部屋が足りず、早い者勝ちになる。
曲が終わり、No.001の予想どおり指定の人数は2。
プレイヤーたちは部屋を目指して一斉に走り出す。
チョンベとNo 001は一緒に部屋へ入ったが、中にはすでにほかのプレイヤーが。
No.001は1人を追い出し、もう1人を殺害。
こうしてチョンベとNo.001はクリアした。
ゲーム終了後、ミョンギはジュニに「ここを出たらやり直そう」と伝える。
ところが、ジュニはそれを断った。
また、ヒョンジュたちのもとへソンニョがやってきた。
ソンニョは先ほどのゲームで置き去りにされたことを恨んでいるらしい。
「お前たちに呪いをかけた」と捨てゼリフを残して去っていった。
一方、島の捜索をつづけるジュノたち。
ドローンを使ってある島を探索していると、あやしげな扉を発見。
ジュノと協力者たちは島へ上陸し、扉を開ける。
その瞬間、爆発が起きて前方の協力者が犠牲に。
ゲーム運営者が罠を仕掛けていたのだ。
仲間の死を無駄にしないためにも、ジュノたちは必ず島を見つけると誓った。
第3ゲームの結果、生き残ったプレイヤーは100人。
現時点で〇バッジをつけているのは56人、×は44人。
投票でゲームを中止するには、×側にあと7人引き入れなければならない。
そして、3回目の投票が始まる。
ここまでのゲームでさすがに懲りたらしく、〇から×へ変更する人もちらほら出てきた。
ミンスは今回もサノスたちから〇を強要されていたが、×を押す。
チョンベやヒョンジュも今回は×だ。
〇が50、×が49となり、いよいよ最後のプレイヤー・No.001の投票。
投票ボタンへ向かって歩くNo.001を見ながら、チョンべは「彼が怖いんだ」とつぶやく。
先ほどのゲームで、生き残るためにほかのプレイヤーを殺したNo.001に怯えているのだ。
No.001は意味深な笑みを浮かべて×に投票。
同点だ。×のプレイヤーたちは歓声をあげる。
結局、チョンベはNo.001を恐れている理由をギフンたちに言えなかった。
同点の場合、翌日再投票がおこなわれる。
味方を増やすため両陣営ともお互いを説得しようとするが、口論に発展してしまうのだった。
トイレでは、ミンスがサノスとナムギュに絡まれていた。
投票で×を押したことを責められているのだ。
ミョンギが止めに入るが、それをきっかけにトイレにいたプレイヤー同士の乱闘が勃発する。
サノスに首を絞められ、絶体絶命のミョンギ。
ミョンギは隠し持っていたフォークをサノスの首に突き刺し、殺害した。
第7話:敵か味方か
ジュノの協力者の1人は、夜中にパク船長が捜索用のドローンをいじっていることに気づく。
不審に思って問いつめると、パク船長は協力者を殺害し、海へ投げ捨てた。
その音を聞いてウソクが様子を見に来たが、パク船長はうまくごまかすのだった。
トイレでの乱闘で、サノスを含む5人が死亡。
その結果、〇が47人、×が48人に。
このままいけば再投票でゲーム中止が決まる。
消灯時間30分前。
ギフンは〇のプレイヤーの襲撃を警戒していた。
「それならこちらから奇襲をかけよう」とNo.001が提案する。
ところが、ギフンは「闘うべきは〇のプレイヤーではなく、ゲーム運営者だ」と主張。
ギフンの作戦はこうだ。
消灯後、ベッドの下に隠れて乱闘をやりすごす。
マスクたちが制圧にやってきたら、死んだフリをする。
脱落者を確認するためにマスクが近づいてきたところに襲いかかり、銃を奪う。
この作戦を知っているのはギフンを含む一部のみ。
乱闘で死亡するプレイヤーも出るだろう。
多少の犠牲を払ってでも、ゲームを終わらせる覚悟だ。
そして消灯時間。
すぐに〇のプレイヤーたちが襲撃をかける。
全プレイヤーを巻きこんだ乱闘の始まりだ。
ナムギュはセミに襲いかかる。
ミンスはセミを助けようとするが、結局何もできずに彼女は殺されてしまった。
しばらくして、マスクたちが制圧にやってきた。
ギフンとヒョンジュは、一瞬の隙をついてマスクから銃を奪う。
No.001やチョンベも加勢し、マスクたちを狙撃。
慌てて退却するマスクたち。
ギフンは逃げ遅れた1人のマスクを案内役として捕まえた。
そして、生き残ったプレイヤーのなかからともに闘う仲間を募る。
怖気付くプレイヤーがほとんどだったが、数人がギフンたちの仲間に加わることに。
ミョンギとヨンシクも志願しようとしたが、それぞれジュニとクムジャに止められて思いとどまった。
戦場へ向かうのは、ギフン、チョンベ、No.001、ヒョンジュ、デホと新たに加わった仲間だ。
マスクから奪った銃と無線機を手に、大部屋を出発する。
ゲーム運営者側はすでに厳戒態勢をしいていた。
マスクの銃撃を受けながらも、少しずつ先へ進むギフンたち。
案内役のマスクは途中で撃ち殺されてしまう。
死の直前、そのマスクがNo.001を見て驚いた表情を浮かべたことにギフンたちは気づかなかった。
こうなれば自力で管理者区域を見つけるしかない。
ギフンとチョンベが先へ進み、残ったNo.001たちがマスクの足止めをすることに。
しばらくして、ギフンとチョンベは管理者区域の入口を発見。
中は複雑に入り組んでいて迷路のようだ。
2人はマスクとの銃撃戦をくり広げながら、慎重に進んでいく。
一方、No.001たちの防衛線は崩壊寸前だ。
弾倉が尽きそうな状況で、すぐそこまでマスクたちが迫ってきている。
そこへギフンから無線が入る。
コントロールルームの手前まで来たが、マスクの銃撃を受けていて弾倉が足りない。
倒したマスクのポケットから弾倉を取ってきてほしい、と。
そのため、No.001と新しく加わった仲間2人がギフンたちの応援に向かうことに。
いったんギフンと合流し、マスクたちをはさみ撃ちにするために別ルートへ急ぐ。
マスクたちの背後に到着すると、突然No.001が仲間2人を射殺。
「仲間がやられた」とギフンに無線で連絡し、自身も撃たれたかのように見せかける。
そして、フロントマンとしてマスクたちに事態の収拾を命じた。
大部屋へ弾倉を取りに行ったデホが一向に戻ってこない。
ヒョンジュが様子を見に行くと、デホは部屋の隅で震えていた。
弾倉を集めたはいいが、恐怖のあまり戦場へ戻れなくなったのだろう。
ヒョンジュが弾倉を持って大部屋を出ようとしたそのとき、マスクたちが制圧にやってきた。
ヒョンジュは立ち向かおうとするが、クムジャに引き止められるのだった。
防衛線に残った仲間たちも弾倉が尽き、殺害されてしまう。
ギフンとチョンベも降参するしかない。
両手を挙げて出てきたギフンの前に、フロントマンがやってくる。
「ヒーローごっこはたのしかったか?その結果がこれだ」と言うと、チョンベを射殺。
目の前で親友を失い、ギフンは悲痛な叫びを上げるのだった。
『イカゲーム』シーズン2の感想
序盤はギフンとジュノによるゲーム関係者捜索。
シーズン1で消息不明となったジュノでしたが、やっぱり生きていましたね。
スカウトマンが思っていた以上にアブナイ人でびっくりしました。
第1話の公園でのシーンは衝撃的です。
最終的に、スカウトマンはギフンとの勝負に敗れて死亡。
死を悟った瞬間の怯えた様子を見て、彼も人間なんだなと思いました。
そして、シーズン1とシーズン2でギフンの印象が大きく変わっているのが印象的です。
3年前のゲームで運命の歯車が狂ってしまったんですよね…。

ゲーム前の写真撮影での表情が別人のようだったね…。
個性的なキャラクターたちがくり広げる人間ドラマが『イカゲーム』の魅力の1つですよね。
シーズン2では、新キャラクターがたくさん登場しています。
そのなかでもひときわ輝いていたのはセミ姉さんじゃないでしょうか。
強い者に厳しく、弱い者にやさしく手を差しのべる…。
クールな印象も相まって心をつかまれました。
明るくて純粋なデホや、肝っ玉母ちゃんのが場をなごませてくれるのもいいですよね。
それから、シーズン1で登場したチョンべがゲームに参戦してきたのが胸アツでした。



一瞬、誰かわからなかったけど(笑)。
シーズン2では、運営者サイドの人間模様も描かれていたのがまたよかったです。
きっとマスクもさまざまな事情があって任務に就いているんですよね。
最終話の反撃シーンは、これまでにない展開だったのでしびれました。
参加者たちはずっとやられっぱなしでしたからね。
ヒョンジュはもちろん、頼りなさそうなチョンベが意外と大活躍!
ただ、最終話でセミ姉さん、チョンベが脱落してしまったのが惜しまれます。
みんな生き残ってほしいですが、そうもいかないのが『イカゲーム』。
この先どうなってしまうのか…。
結末が今から気になります。
『イカゲーム』シーズン2全話ネタバレあらすじまとめ
今回は、Netflixドラマ『イカゲーム』シーズン2のあらすじを全話ネタバレありで紹介しました。
新たなメンバーでくり広げられる狂気のゲーム。
敗者は敗者として生きることしかできないのか?
極限の状況で生まれる人間ドラマがおもしろかったです。
次シーズンではギフンvsフロントマンの直接対決が見られることを期待しています!